「新年早々 不適切にもほどがある!真⾯⽬な話、しちゃダメですか?」会見 河合優実は「お父さんに会ったら純子に戻れた」
2025年12月23日 04:00

2024年1⽉期にTBSで放送された⾦曜ドラマ「不適切にもほどがある!」のスペシャルドラマ「新年早々 不適切にもほどがある!真⾯⽬な話、しちゃダメですか?」が、2026年1⽉4⽇よる9時から放送される。このほど9月に開催された事前会見の様子、写真が公開された。
ドラマ「不適切にもほどがある!」は、阿部サダヲ演じる中学校の体育教師で昭和のおじさん・⼩川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発⾔を炸裂。コンプラで縛られた令和の⼈々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディ。昭和と令和、どちらが正しいかを断ずるのではなく、どんな時代でも変わらず「家族を⼤事に」「仕事を⼤事に」⼀⽣懸命に⽣きる⼈々を描いた作品。
連続ドラマの最終回でタイムマシンバスが使えなくなり、昭和に戻った市郎。そんな中、市郎のもとに未来から83歳の井上(⼩野武彦)が現れ、「好きな時代に⾏きましょう!」とタイムトンネルに誘われる――。スペシャルドラマでは、連続ドラマのその後を描いていく。タイムトンネルで好きな時代に⾏けるようになった市郎が、一人娘の純⼦(河合優実)の未来を変えるため再び⽴ち上がり、過去や未来にタイムスリップし、⾏く先々でまた⼈々をかき回していく―。
2026年に報道局に異動となった渚(仲⾥依紗)が、都議会議員・平じゅん⼦(江⼝のりこ)と出会い、政治に傾倒していく。⽇本初の⼥性総理が誕⽣するか…しないか…その瀬⼾際で、ある事件が勃発。そこで市郎が⼤きく関わっていくことになる。
9月に開催された事前会見は、連続ドラマ時代に引き続き80年代をテーマにした衣装で、喫茶すきゃんだるセットの中で行われた。阿部をはじめ、犬島渚役の仲里依紗、秋津睦実(ムッチ先輩)役の磯村勇斗、市郎の一人娘・純子役の河合優実、向坂キヨシ役の坂元愛登、向坂サカエ役の吉田羊、そして脚本を手掛けた宮藤官九郎が出席した。

阿部のファッションは「80年代の喫茶店にいそうな感じ」、吉田は「アイビーファッション系でチェッカーズが好きだったのでチェック柄を取り入れさせていただきました」と挨拶。河合は「今日はアイドルです。純子に着させてあげられなかった服で来ました」、磯村もチェック柄でアイドルのような服で「やっぱりアイドルなのでアイドル風にして来ました」、坂元も「昭和のアイドルとお聞きしたんですけど、されるがままにしてもらいました」、そして仲は「バービーのつもりで来たんですけど、日本じゃないかもです」とポイントを述べた。

2年ぶりに市郎を演じた阿部は「楽しかったですね。近所を歩いてても“不適切!”なんて言われるほど大きな作品になりましたが、私たちは“ふてほど”と約して言ったことはないですね」と明かす。連続ドラマ劇中の地獄の野球部の練習シーンについて聞かれると「自分も学生時代は昭和の野球部に所属していたので同じようにしごかれていました」と振り返り、今回はどの時代にも行けるようになったことで阿部演じる市郎がたくさん出てくるという。

続いて、今回のサブタイトルでもある「真⾯⽬な話、しちゃダメですか?」を体現することになる役を演じる仲は「前回からいろんな変化がありました」とし、都議会議員・平じゅん⼦を演じる江口のり子との共演シーンについて聞かれると、「初共演だったのですが、お互い人見知りで、“私の『情熱大陸』を見てください”としかしゃべれなかったです」という。

続いて、今回もムッチ先輩と秋津真彦の二役を演じた磯村は「ドラマの後、いろんな人からムッチ、ムッチと言っていただいた。子供たちからもムッチを意識してくれていて、ムッチの発音が難しいのか、ウ〇チ、ウ〇チと言われた」とエピソードを語り、「今回また戻ってきたなという思いがあったので、連続ドラマ以上に気合を入れて現場では演じさせていただきました。連ドラ版よりも出演パートが増えたので、ミュージカルシーンは『ラ・ラ・ランド』を意識しました」と述べた。

再び純子を演じた河合は「前回の撮影から間が空いたので、特殊な純子という役を自分の中で呼び起せるか不安だったんですけ、お父さん(市郎)と会ったらすぐに戻れました」とし、今回注目してほしいポイントを「連続ドラマの時よりも純子の理解が進んで受け入れるようになっているので、市郎と純子の運命に改めて注目してほしい」とした。

連続ドラマ撮影時は中学3年生だった坂元は2年経って高校生になり、「キヨシ、キヨシと言ってくれるのは嬉しかったのですが、学校ではすかして歩いてました」としつつ、「今回は皆さんが演じているようなぶっ飛んだシーンも演じさせていただけて楽しかったので成長できたかなと思いました」と感想を述べた。

吉田は久々にサカエを演じたことについて、「楽しく撮影できましたし、厳しく突っ込むところでは、ああそうそうこの感じと思いつつ、連続ドラマを経てもはや市郎さんは敵というよりも同士のような気持ちで、純子ちゃんに対しても一人娘のような気持になっていましたので、家族のような気持ちでお二人とは接していました」と語った。

そして、脚本を手掛けた宮藤は、反響を呼んだドラマの続編ということで「今回はどこにでも行けるようにしたことで大変だったのは自分だったんだなと。脚本を書いていてわけが分からなくなりました」ということで、いろんな時代に行く市郎を演じる阿部も大変な撮影になったようだ。
後半には、「意見を言っちゃダメですか?“ふてほど”ご意見箱」と題し、各キャスト、宮藤から意見を言ってもらう事前アンケートを元にトークが展開された。
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