天海祐希「平たんな道のりではなかった」　石丸幹二は共演翌日に発熱【「劇場版　緊急取調室 THE FINAL」公開カウントダウン】

天海主演の人気テレビドラマ「緊急取調室」のシリーズ完結編となる劇場版。2023年から公開が延期されており、天海は「平たんな道のりではなかったですが、いよいよ数日後に映画が公開されます。とてもとても幸せです」と喜びを爆発させ、待ち続けたファンと支えになった共演者、スタッフ陣に感謝を伝えた。

可視化された特別取調室で厄介な被疑者と対峙する捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班＝通称・キントリ」の活躍を描く。先日、最終話を迎えたばかりの第5シーズンに続き、映画では最後の“宿敵”として、天海演じる真壁有希子の前に内閣総理大臣が立ちふさがる。

イベントには天海をはじめ、共演する田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向文世、映画版から参加する佐々木蔵之介、石丸幹二が勢ぞろいした。

佐々木は、事件のカギを握る森下弘道を演じ「天海さんとは弁護士のお仲間に、夫役も演じましたが、いつも頼もしいと思っている」と全幅の信頼。「とにかく僕は丸裸になりました（笑）」と過酷な取調を振り返った。

一方の天海も「佐々木さんとは共演も多いし、親せきみたいになっている（笑）。気心も知っているし、遠慮なくやりたいことをバーンとぶつけても、受け止めてくれる」とこちらも信頼を寄せた。

内閣総理大臣・長内洋次郎を演じる石丸は、天海と初共演。「はじめまして、よろしくお願いしますってご挨拶した初日が、取調のシーンで（笑）。向き合って座ると、可憐で美しい天海さんの目がギラっと変わって、すごく嬉しくて」と振り返り、「撮影が終わった途端、次の日に発熱しました。皆さんが10年以上培ってきたパワーの層に触れてしまったのか、嬉しい熱でしたね」と後日談も明かした。

そして、「石丸さんは貴公子のような品格。本当は攻めたくないんですけど、ガンガン取調しないといけない（笑）。お互いの正義のぶつかり合いで、総理相手にどう取調室に誘い込むかが見どころ」（天海）、「まるで将棋かオセロみたいに、パタンパタン展開が変わりますから」（石丸）と両者の攻防をアピールしていた。

イベントの最後には、天海が「いよいよ映画が公開いたします。12年間のそれぞれの思いを込めて、駆け抜けてきました。その集大成がこの映画です」と改めて思いを噛みしめ、「応援してくださった思いを乗せて、この映画が全国の皆さんに届きますように。そして、いつまでも、皆さんの心の中に残る作品でありますように」と願いを語っていた。

「劇場版　緊急取調室 THE FINAL」は、12月26日から全国公開。