元乃木坂46新内眞衣、海外ドラマ「モンテ・クリスト伯」のとりこに 全身脱毛でのマル秘エピソードも明かす
2025年12月12日 13:00

2026年1月4日からBS12 トゥエルビにて独占日本初放送となる新作海外ドラマ「モンテ・クリスト伯」。放送に先駆け、「モンテ・クリスト伯」試写トークイベントが2025年12月10日に東京・キネカ大森にて開催された。元乃木坂46の新内眞衣と、明治学院大学文学部フランス文学科准教授の梅澤礼が第1話と第2話の試写後に登壇した。
文豪アレクサンドル・デュマによる「モンテ・クリスト伯」(「巌窟王」)を原作に、フランス古典文学の名作が新たに映像化。愛を奪われ、人生を奪われた男が仕掛ける、冷徹で壮絶な復讐劇だ。
© 2024 PALOMAR S.P.A.主人公エドモンを演じるのは、「ハンガー・ゲーム」シリーズや「ピーキー・ブラインダーズ」のサム・クラフリン。また、「運命の逆転」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェレミー・アイアンズの他、国際色豊かなキャストが脇を固める。監督を務めるのは、「ペレ」「愛の風景」でパルムドールを2回受賞し、「レ・ミゼラブル」(1998年)も手掛けたビレ・アウグスト。フランス=イタリア合作による圧倒的なスケールと、美術・衣装・ロケ地の細部までこだわった映像美が19世紀フランス古典文学の世界を鮮やかに描き出す。

数多くの映画やドラマを見ているという新内は、本作について「本当に話の展開が速くて、1話と2話がポンポンと続いていくので、あっという間に時間が過ぎ去った感じです」とその展開に夢中になったそう。そして「人の嫉妬ってほんとに醜いなと思いました。フェルナンとダングラールは本当に許せなかったですね(笑)。もう本当にハマっちゃいました。『モンテ・クリスト伯』という名前だけは知っていたんですけど、こんなに面白かったんだという感じでした。続きがとても気になります」と、現代でも楽しめる物語のとりこになったと語る。
続いて、フランス文学を専門とする梅澤から、原作はデュマが1844年から46年にかけて新聞の連載小説の形で発表した作品であり、その後も数多く舞台化や映画化されてきたが、その口火を切ったのはデュマ自身で、連載完了した翌年に舞台化していること、日本でも度々ドラマ化されているが、江戸時代の日本を舞台にしたストーリーに翻案された作品も、などトリビアを披露した。

そして、梅澤が相関図を見ながら登場人物について説明する「絡みあう人間関係がスゴい!キャラクター相関図!」が展開。まずは、ドラマの時代背景として、ドラマには名前だけが登場するナポレオンがフランス革命を経て皇帝になるが、結果的に追放されて、王政復古でルイ18世がフランスを統治しているということを解説した。
主人公であるエドモンについては、ドラマでは船乗り時代は青年の風貌だが、原作では20歳ぐらいで、少年の頃から船に乗っていたことから操船技術はピカイチで、性格もいいため、船員たちからの人望も厚かったと説明。新内は、お気に入りキャラクターとして「メルセデスに女性として、恋人の帰りを待つ姿に美しさを感じてしまいます」と挙げた。
© 2024 PALOMAR S.P.A.また、梅澤イチオシのキャラクターだという酒場の店員カドルッスについて、ドラマではエドモンを助けようとするいい人に描かれているが、原作では酔っぱらいで先の物語にも大きく関わっていくので、ドラマでは今後どうなるのか1番気になるポイントだと挙げる。そのほかにもエドモンが投獄されていたイフ島などにおける当時の政治犯の様子や、エドモンが見つけた財宝500万フランの現代の価値などの梅澤の説明に新内は驚きの声を上げていた。
その後、作品にちなんでの質問コーナーに。新内は、“この作品は愛する人や人生を奪われたことによる復讐がテーマとなるが、何かリベンジしたいとか、取り返したい人はいるか?”という質問に対して、「アイドル時代に、ライブ前のダンスレッスンで靴下を忘れちゃう子が結構いて、その時に靴下を貸していたら、私の靴下が1個もなくなるみたいなことがあったんです(笑)。しかも、靴下は返されなくて、気づいたらその子たちが靴下を洗濯して、もう1回履いていたんです(笑)。だから、その靴下をすべて返してほしいです」と乃木坂46時代のエピソードを披露し、笑いを誘った。

次に、エドモンがモンテ・クリスト伯として正体を偽ることにちなんで、“自分の正体を偽ったことはあるか”という質問には、新内は「基本的には偽ることはないですけど、ちょっと恥じらいがある時に偽りがちだなということで、全身脱毛の施術を受ける時に名前を確認されるんですけど、私は“新内眞衣”じゃないですっという顔をしながらいつも受けています(笑)。目をすごく薄めて、私じゃありませんよ、同姓同名ですよという感じで(笑)」と赤裸々な告白に会場からも笑いが起こっていた。
そして、最後のコーナーとして「誰かにめちゃめちゃ言いたくなる!モンテ・クリスト伯クイズ!」として梅澤からの3択クイズが行われた。
第1問の「ドラマの中に出てくる場所で実在するのは? A:モンテクリスト城、B:モンテクリスト島、C:カドルッスの酒場」に新内はCと回答。しかし、正解はBで、しかもAのモンテクリスト城も城ではないがデュマの作った館として実在するというトリビアに、新内が「私の答えだけが本当にない!(笑)」と落胆すると、会場も笑いに包まれた。

続いての第2問「『モンテ・クリスト伯』に関する重大な事実とは何でしょうか? A:デュマの原作には元ネタがある B:作品を題材にした曲「Oh! モンテ・クリスト」がある C:息子たちが登場する「モンテ・クリスト伯2」がある」に新内は再びCと回答。しかし、答えはAで、「パリ警察の古文書記録」という本の中に眠っていた「復讐とダイヤモンド」という作品が元ネタということで、新内は連続不正解。
そして最後の問題「元ネタになった作品『復讐とダイヤモンド』の中で最も悪い人は誰でしょう? A:ファリア神父 B:メルセデス、C:カドルッス(酒場の店員)」について、新内は「このドラマでは全員いい人ですけど…ちょっと難しいですが…」と悩みながらもCと回答。「Cしかあげない人みたいになっていますけど(笑)」とはにかみながらも見事に正解。「よかった。初正解ありがとうございます」と、ほっとした表情の新内に会場からも拍手が送られていた。

トークイベントの最後に、新内は「第1話と第2話を見させていただきましたが、めちゃくちゃ没入感があって。映像もすごく綺麗ですし、これからまだあと6話も残っているというだけでもすごくワクワクします。なので、全話を見てほしいなと思います」と呼びかけ、梅澤が「原作、それから元ネタの「復讐とダイヤモンド」との違いなどを考えながら、これから先も楽しんでドラマを見ていきたいなと思っています」と締めくくった。
「モンテ・クリスト伯」は、2026年1月4日から全国無料放送のBS12 トゥエルビにて独占日本初放送。詳細は番組HP(https://www.twellv.co.jp/program/drama/monte-cristo/)で告知している。
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