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過去の後悔を互いのせいに…地下シェルターで暮らす富裕層家族の日常が崩れはじめる「THE END」本編映像

2025年12月4日 18:00

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12月12日から公開
12月12日から公開
(C)Felix Dickinson courtesy NEON ©courtesy NEON

ティルダ・スウィントン主演の黙示録的ミュージカル「THE END(ジ・エンド)」の本編映像が公開された。

本作は、ドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」「ルック・オブ・サイレンス」で世界的に注目を集めたジョシュア・オッペンハイマー監督が、終末後の世界を舞台に描いたミュージカル映画。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」などの脚本家ラスムス・ハイスタバーグがオッペンハイマー監督と共同で脚本を手がけた。

環境破壊により人類が地上に暮らせなくなってから25年が経った地球。ある日、豪華な地下シェルターで暮らす富裕層のアメリカ人家族の「母」「」「息子」のもとに、外の世界からやって来た若い女性が現れる。外の世界を知らない世間知らずの息子は、外の世界を知る来訪者に心を奪われる。そして、これまで孤立しながらもルーティンを守って暮らしてきた家族の脆い日常が静かに崩れはじめ、やがて自らの過去と存在の真実に対峙することになる。

プロデューサーも務めるスウィントンが母親役、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイが息子役、「マン・オブ・スティール」のマイケル・シャノン親役で出演し、それぞれ劇中で歌声を披露している。

このほど公開された本編映像は、スウィントンとシャノン演じる夫婦が、過去の後悔を互いのせいにし始めるシーン。母が自らの家族を助けられなかった過去を深く悲しむと、は「きっと彼らはここを望まなかった」「話し合っただろ?」と自分たちの行動は同意の上であったことを強調。ついには、「きみは両親が会いに来るのを嫌悪していた」「『彼らを捨てて喜んでる』と思った」とまるですべて母の責任であるかのような言葉を投げかける。

絶望した母が、「息子にあなたの話をする。私の家族にしたこと」と意味深なセリフを口にしたところでシーンは終了。家族の絆にほころびが生じ、長く抑え込んできた後悔や憤りが一家の均衡が乱れる瞬間を切り取っている。

THE END(ジ・エンド)」は、12月12日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開。

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