ゴッサム賞はPTA監督「ワン・バトル・アフター・アナザー」!
2025年12月3日 22:00

第35回ゴッサム・アワード授賞式が米ニューヨーク・マンハッタンで開催され、ポール・トーマス・アンダーソン監督の「ワン・バトル・アフター・アナザー」が作品賞を受賞した。
アンダーソン監督にとっては、これが4度目のノミネーションで初のゴッサム受賞。16年前に姿を消した宿敵が再び現れ、元革命家たちが再結集するという物語を描いた本作は、レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロらが出演し、世界興収は2億ドルを突破。最多6部門ノミネートで臨んだが、受賞は作品賞のみだった。米Deadlineによれば、アンダーソン監督は「まったく予想していなかった。映画を楽しんでくれてありがとう」とスピーチした。
最大の勝者となったのは、カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた「Un simple accident」を手がけたイランのジャファル・パナヒ監督で、同作が国際作品賞を獲得し、パナヒ監督自身も監督賞と脚本賞を受賞した。
パナヒ監督の受賞は、数時間前にイランの裁判所から欠席裁判で1年の禁固刑と2年の保護観察処分が言い渡された直後だった。監督は通訳を介し、「この賞は、本作に携わったすべての人のものです。世界中の独立映画作家たちにこの賞を捧げたい。見る権利・見られる権利を奪われながらも、創作を続けるすべての映画作家への小さな敬意になれば」と語った。
第35回ゴッサム・アワード受賞結果は以下の通り。
■主演賞
ショペ・ディリス(「My Father's Shadow(原題)」)
ショペ・ディリス(「My Father's Shadow(原題)」)
■新人俳優賞
アブ・サンガレ(「Souleymane's Story(原題)」)
アブ・サンガレ(「Souleymane's Story(原題)」)
■長編ドキュメンタリー賞
「My Undesirable Friends: Part I – Last Air in Moscow(原題)」
「My Undesirable Friends: Part I – Last Air in Moscow(原題)」
■新人監督賞
アキノラ・デイビス・Jr.(「My Father's Shadow(原題)」)
アキノラ・デイビス・Jr.(「My Father's Shadow(原題)」)
■国際作品賞
「Un simple accident」
「Un simple accident」
■脚色賞
「Pillion(原題)」 ハリー・ライトン
「Pillion(原題)」 ハリー・ライトン
■特別表彰
ビジョナリー賞:ルカ・グァダニーノ、ジュリア・ロバーツ(「アフター・ザ・ハント」)
監督功労賞:ノア・バームバック(「ジェイ・ケリー」)
アンサンブル・トリビュート:「罪人たち」キャスト
バンガード賞:ギレルモ・デル・トロ、オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ(「フランケンシュタイン」)
スポットライト賞:テッサ・トンプソン(「ヘッダ」)
ミュージカル功労賞:ケイト・ハドソン、ヒュー・ジャックマン(「Song Sung Blue(原題)」)
カルチャー・アイコン賞:ジェレミー・アレン・ホワイト、スコット・クーパー(「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」)
ビジョナリー賞:ルカ・グァダニーノ、ジュリア・ロバーツ(「アフター・ザ・ハント」)
監督功労賞:ノア・バームバック(「ジェイ・ケリー」)
アンサンブル・トリビュート:「罪人たち」キャスト
バンガード賞:ギレルモ・デル・トロ、オスカー・アイザック、ジェイコブ・エロルディ(「フランケンシュタイン」)
スポットライト賞:テッサ・トンプソン(「ヘッダ」)
ミュージカル功労賞:ケイト・ハドソン、ヒュー・ジャックマン(「Song Sung Blue(原題)」)
カルチャー・アイコン賞:ジェレミー・アレン・ホワイト、スコット・クーパー(「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」)