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【第26回東京フィルメックス】最優秀賞作品賞は「サボテンの実」、内山拓也監督、北村匠海主演作「しびれ」が審査員特別賞に

2025年11月29日 18:45

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内山拓也監督、グレン・バリット監督、審査員メンバー
内山拓也監督、グレン・バリット監督、審査員メンバー

第26回東京フィルメックスの授賞式が11月29日、有楽町朝日ホールで開催された。インド、イギリス、カナダ合作、ローハン・パラシュラム・カナワデ監督「サボテンの実」が最優秀賞作品賞に、内山拓也監督「しびれ」が審査員特別賞に輝いた。

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サボテンの実」は、インドの農村出身の男性が、父の逝去をきっかけに、伝統的な結婚のプレッシャーをかけられる。同じ立場で苦悩する幼馴染の青年と再会、ふたりの秘めた絆が深まるさまを描く。カナワデ監督は「この栄誉を慎んでお受けいたします。映画祭にもこの作品を上映してくださりありがとうございます。観客の皆さんがこの映画で私たちの作品の体験を楽しんでくださったらと願います」と喜びのビデオメッセージを寄せた。

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審査員のラモン・チュルヒャーは最優秀作品賞を選んだ理由について「抑圧と宗教宗教的厳格さに特徴づけられる社会の中で、2人の青年が繊細な距離を縮めていく姿をさ描いた作品です。この旅路は繊細な脚本と緻密な映像言語によって導かれ、この作品の静かな囁きは、誰もが自由に呼吸できる世界への力強い叫びへと昇華しています」と語った。

画像4(C)2025「しびれ」製作委員会

審査員特別賞は、内山拓也監督、北村匠海主演の「しびれ」。内山監督自身の故郷・新潟を舞台に、自分の居場所を探す孤独な少年が、愛を知るまでの20年間を描く。

審査員のマティアス・ピニェイロは「バランス感覚を体現する作品。沈黙と家庭内暴力に満ちた人生をこえる空気の中で、呼吸しながらも撮影される体の動きから独特の温もりを引き出す映画です。荒削りでありながら感動的な本作の感情は、不確実性を受け入れる過激な映像的視点から生み出されています。それは呼吸を遠くに、そして近くに、静寂と変化の中で柔らかく、そして硬く、私たちに生き延びる姿を共有させてくれます」と評した。

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内山監督は、作品にかかわったスタッフの名前を呼びながら「全員の名前をあげる時間をいただけないので、それが大変悔しく心苦しいです」と前置きし、「全てのスタッフ、キャストの美しい仕事、美しい仕事を誇りに思っています。また、これまでは私の人生に携わってくれた全ての方々に感謝申し上げます。この映画は私の個人的な経験に根ざしている映画で、田舎の貧困層に生きる1人の少年の姿を映し出しながら、経済的なことのみならず、社会のあらゆる階級に生きる心の貧困の存在、その存在に光を当てし、祝福することを目指しました。国内外問わず、様々な状況下の中であらゆる方々が生きていると思いますが、そういった方々が心穏やかに映画を楽しめる世の中になることを心から願っています。本日は素敵な賞をありがとうございました」とコメントした。

画像6© 2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION CO., LTD ALL RIGHTS RESERVED

観客賞は、ツォウ・シーチン監督の「左利きの少女(原題)」。「ANORA アノーラ」のショーン・ベイカーが脚本、編集、プロデュースを務めた作品で、シーチン監督は「この物語は台北での思い出から生まれました。東京でも受け入れていただけて感謝しています」とビデオメッセージで感謝のコメントを寄せた。

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そして、アレクサンドレ・コベリゼ監督「枯れ葉」が、学生審査員賞とスペシャル・メンションを獲得した。「私自身少し前まで学生だったので光栄です。2020年に卒業しました。今も学生のように映画について学び続けています。若い方々が気に入ってくれてよかったです」「もし次回作がフィルメックスで上映されることになれば日本に行けるように願っています」とビデオメッセージで語った。

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審査員のラモン・チュルヒャーは「それぞれの作品のユニークな声、アーティスティックな個性と出合い、人生における光のみならず、闇や影、両方が描かれている作品が多かった。これもまた非常に重要なことだと思います。そしてまた来年ここで会えることを楽しみにしつつ、最高の芸術である、このシネマというものを共に祝福できればと思います」と映画祭を総評した。

▼第26回東京フィルメックス、受賞結果は以下の通り。
最優秀作品賞:ローハン・パラシュラム・カナワデ監督「サボテンの実
審査員特別賞:内山拓也監督「しびれ
観客賞:ツォウ・シーチン監督「左利きの少女(原題)
学生審査員賞:アレクサンドレ・コベリゼ監督「枯れ葉
タレンツ・トーキョー・アワード2025「Luzonensis and Floresiensis」(グレン・バリット/フィリピン)
スペシャル・メンション:アレクサンドレ・コベリゼ監督「枯れ葉

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