田口トモロヲ監督×宮藤官九郎脚本の音楽青春映画「ストリート・キングダム」26年3月27日公開決定! 銀杏BOYZ・峯田和伸&若葉竜也が主演
2025年11月16日 09:00

田口トモロヲ10年ぶりの監督最新作で、宮藤官九郎が脚本を担当する「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」が2026年3月27日に公開されることが決定。峯田和伸(銀杏BOYZ)と若葉竜也が主演を務めることが分かった。併せて主要キャストが発表され、場面写真が披露された。
本作は、事実を基に、インディーズ、オールスタンディング、ロックフェス、D.I.Y.など、今や音楽ライブシーンでは当たり前のカルチャーを生み出し、日本の音楽シーンがひっくり返した名もなき若者たちの姿を描く音楽青春映画。
今からおよそ半世紀前の1978年。パンクロックの始祖、セックス・ピストルズが解散したその頃、東京の片隅で“何か”が静かに芽吹こうとしていた。それは、スマートフォンも配信もサブスクも存在しない時代、自分たちの音楽を、自分たちの手で届けようとした名もなき若者たちが創り上げた自由で生のエネルギーに満ち溢れた異世界「ストリート・キングダム」。楽曲も録音スタジオもレコードもすべて自分たちの手で創り、道を切り開いていく<D.I.Y.>のスピリットと革新的な手法だった。彼らが巻き起こしたムーブメントはやがて「東京ロッカーズ」と呼ばれ、音楽業界に風穴を開け、メジャーしかなかった世界に<インディーズ>という新しいスタイルを生み出していく。
(C)2026映画「ストリート・キングダム」製作委員会自主レーベルを立ち上げ、着席が常識だったライブにオールスタンディングを導入し、数多のバンドが集う音楽フェスを開催。いまや当たり前となったカルチャーの原点を築いたのは、カリスマでもスターでもなく、ただ、自らの表現を信じて突き進んだ、名もなき若者たちだった。彼らが残した火種は消えることなく、日本の音楽シーンに計り知れない影響を与えていく。
原作は、写真家・地引雄一による自伝的エッセイ「ストリート・キングダム」。「東京ロッカーズ」のカメラマンでありマネージャーでもあった彼が熱狂的なムーブメントに飲み込まれながら、記録者から当事者となりステージの熱気と若者たちのリアリティを、まさにその呼吸の中で体験、記録した。そして、田口監督が、敬愛する彼らの物語を、構想から10年の歳月をかけてスクリーンに焼き付けた。
(C)2026映画「ストリート・キングダム」製作委員会主演には「アイデン&ティティ」が初めての演技ながらも初主演に大抜擢され、今やミュージシャンとしてだけでなく唯一無二の個性を持つ俳優にもなった峯田和伸(銀杏BOYZ)と、同作をこよなく愛し、目標としてきたという若葉竜也の二人がダブル主演。峯田はセックス・ピストルズでパンクに目覚め上京し、のちに「東京ロッカーズ」のカメラマン兼マネージャーとなるユーイチを演じる。一方、若葉は「東京ロッカーズ」の中心的バンド「TOKAGE」のリーダー兼ボーカルのモモを演じる。
二人は「あがく。もがく。叫ぶ。走る。観た人皆が『この映画の主人公はわたしだ』と思える映画に」(峯田)、「やっとここまで来た。と言う一言です。『アイデン&ティティ』という映画に出会って、『こんな映画に出てみたい』という想いで走ってきました。これでもくらえ!!!って感じです」(若葉)と、それぞれ熱いコメントを寄せた。そしてユーイチやモモと共に時代を切り開いていくミュージシャンたちを、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、大森南朋、中村獅童、中島セナといった豪華俳優陣が演じ、脇を固める。
脚本を、話題作を次々と発表する宮藤官九郎、音楽はドラマ「あまちゃん」や「花束みたいな恋をした」などを手掛けた大友良英が担い、田口、宮藤、大友の「アイデン&ティティ」チームが再結集している。
構想に10年をかけた入魂作のメガホンを取る田口は、「今日本はロック・フェス隆盛時代。しかしそれらの礎を築いたロッカーと仲間達の存在は知られていません。この真実の物語を伝えなくては死んでも死にきれない!」と思いを語り、田口監督との20年ぶりの仕事にワクワクしたと語る宮藤は、「今では当たり前に使われる〝インディーズ〟という言葉が生まれた瞬間、その現場に立ち会った若者の興奮とヒリヒリを感じてもらえるよう頑張りました」と脚本に込めた意図を明かした。
主要キャストと田口監督、宮藤のコメント全文は以下のとおり。
早く皆様に届けたいです。
オファーを頂いた時、「アイデン&ティティ」で私の青春を奪った大好きな先輩方に混ぜてもらえるなんて、10代の頃の自分が聞いたら卒倒するような企画だと思いました。
あまりにも偉大なパンクロッカーの魂に近づけるよう、全身全霊でミチヲという役に挑みました。しかし撮影が始まったら、30代の自分がほぼ全裸で卒倒してました。
台本貰って興奮し、読んでテンション爆上がり、現場では、大好きな監督やスタッフや役者に囲まれて、さらに今はなき「新宿LOFT」があり、レコードの中のロッカー達がいた。こんな映画に出たかったランキングで言うと、ベスト1といっても過言ではない。
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