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山時聡真×菅野美穂主演「90メートル」26年3月27日公開決定! 『か「」く「」し「」ご「」と「』の中川駿初のオリジナル脚本を映画化【特報&ティザービジュアル】

2025年11月12日 07:00

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『か「」く「」し「」ご「」と「』の中川駿監督、初のオリジナル脚本
『か「」く「」し「」ご「」と「』の中川駿監督、初のオリジナル脚本
(C)2026映画「90メートル」製作委員会

山時聡真菅野美穂の主演で、『か「」く「」し「」ご「」と「』の中川駿監督、初のオリジナル脚本を映画化するヒューマンドラマ「90メートル」の2026年3月27日全国公開が決定。併せて特報とティザービジュアルが披露された。

本作は、人生の岐路に立つ高校生の息子と難病を抱えながら我が子の希望ある明日を願うシングルマザーの揺るぎない愛を描く。直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説を映画化した「少女は卒業しない」で商業長編映画デビューを果たし、『か「」く「」し「」ご「」と』でも高く評価された監督・中川駿渾身のオリジナル企画を映画化する。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。

小学生の頃からバスケットボール一筋だった藤村佑。高校2年の時、母の美咲が難病を患ったことで、母子家庭で育った佑はバスケを辞め、美咲の世話を優先せざるを得なくなる。ヘルパーの支援はあるものの24時間体制ではないため、佑が美咲のケアをしながら家事をこなす日々を送っていた。高校3年生になった今、東京の大学に進学したい気持ちはあるが、美咲を一人にするわけにはいかず、常に手元にある呼び出しチャイムの音が、佑の心に重くのしかかる。その看病が一生続くかのように、自分の夢や希望はすべて諦めかけていたある日、担任の先生から自己推薦での受験を勧められる。しかし、日に日に身体の自由を失っていく美咲の姿を見ると、上京したい気持ちを打ち明けられずにいた。そんな佑を前に、我が子の明るい未来を願う美咲は「おかあさん、大丈夫だから」と優しく声をかけるのだが──。

難病を抱えた母・美咲と2人で暮らす高校3年生の藤村佑を演じるのは、「君たちはどう生きるか」、ドラマ「ちはやふる めぐり」の山時聡真。人生の岐路に立ち、将来の選択を迫られる等身大の主人公・佑を演じた山時は「佑の抱えている思いを100%理解しているかといえば、正直わかりません。しかし、佑として生きていく中で、自分自身との葛藤、母親の想い、沢山の方の優しさを感じました。今後の僕の人生を支える大切な糧になりました」と語る。

また、菅野との共演について「菅野さんは現場でとても明るく、誰に対しても気さくで、常に親しみやすい距離感を保ちながら接して下さいました。お芝居は毎シーン、鳥肌が立つような感覚があり、姿勢や表現力にもすごく影響を受けました。それを一番近くで受けとめられたのは大きな財産になりました」と強く感銘したことを明かした。

日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子を何よりも思いやる母・美咲を演じたのは、自身も子育て中である菅野美穂。脚本を読んで出演オファーを即快諾したという菅野は、「それぞれが健気に生きているのに、でもどうにもならない現実に向き合わなければならない過酷さに、胸がつまりました。多感な10代で自分の事でも精一杯なのに、人生を考えなければならないやるせなさ、子どもを思う母の気持ち、どちらも分かって深く共感しました」とコメントを寄せた。

一方、メガホンを取った中川監督は菅野について「一言で形容するならば『圧倒的』でした。菅野さんのお芝居は僕のような若輩者が語るのは畏れ多いほどに素晴らしかったですし、現場での在り方や、チーム内でのコミュニケーションの取り方など、一流の俳優とはかくあるべし、というのを色々な面から見せていただけたように思います」と手放しで称賛した。また、本作について「僕にとって三作目の商業作品ですが、原作物ではないオリジナルの企画としては本作が初めてになります。なので本作は今後、僕の名刺代わりの作品になっていくことと思いますし、そう受け取られても恥じない内容に仕上がったと思っています」と自負した。

特報は、母・美咲から息子・佑への願い事から始まる。そして佑が反抗的な態度を取る姿が映し出される。難病を抱える母とその母を支える息子。高校3年生という将来を考える時期だが、母のそばを離れられない現実が佑を縛り付ける。それでも佑に好きなように生きてほしいと強く願う美咲。「お母さん、大丈夫だから」と優しく語りかけた後、「母の本当の願いを知ったとき、温かい涙が溢れだす」というナレーションが流れ、母親の「本当の願い」が何であるのか、気になる仕上がりとなっている。

ティザービジュアルは、桜が咲く春の光の中、前を向いて歩く学生服姿の佑と、その背中を穏やかな眼差しで見つめる母・美咲の姿を切り取っている。「届かないで、私の願い。」というコピーが添えられており、息子を想う母の複雑な心情を静かに映し出し、特報で描かれる母の想いとは相反する言葉が胸に残るデザインとなっている。

山時、菅野、中川監督のコメント全文は以下のとおり。


山時聡真(藤村佑役)
僕が演じた藤村佑はバスケットボールに打ち込む普通の高校生です。それは僕の高校時代と同じ感じでした。何の心配もなく、楽しく過ごしていた日々の生活がある日突然、または徐々に奪われていく。そこからこの物語は始まります。自分のやりたいことを押さえ込み、世の中と距離を取りながら生きていくしかない現実。それは誰にでも起こり得る事であり、実際に多くの方が直面している現実でもあると思います。佑の抱えている思いを100%理解しているかといえば、正直わかりません。しかし、佑として生きていく中で、自分自身との葛藤、母親の想い、沢山の方の優しさを感じました。今後の僕の人生を支える大切な糧になりました。
お母さん役の菅野さんは現場でとても明るく、誰に対しても気さくで、常に親しみやすい距離感を保ちながら接して下さいました。お芝居は毎シーン、鳥肌が立つような感覚があり、姿勢や表現力にもすごく影響を受けました。それを一番近くで受けとめられたのは大きな財産になりました。
中川監督は、一つ一つの演出がとても丁寧で、それでいてまず僕たちに考えさせ、挑戦をさせてくれました。迷った時には時間をかけて真摯に向き合って下さいました。何より、監督とは本当に感覚が合います。言葉にしなくても通じ合える瞬間が多くあり、撮影終わりに「今日は最高だった」と声をかけてもらえると、心底、嬉しかったです。
90メートルという距離。それは長いのか、短いのか。遠いのか、近いのか。答えは人それぞれ違うと思います。この作品を観て、その答えを見つけていただけたらと思います。公開を楽しみにお待ちください。

菅野美穂(藤村美咲役)
それぞれが健気に生きているのに、でもどうにもならない現実に向き合わなければならない過酷さに、胸がつまりました。多感な10代で自分の事でも精一杯なのに、人生を考えなければならないやるせなさ、子どもを思う母の気持ち、どちらも分かって深く共感しました。
山時さんとは今回初めてご一緒させて頂きましたが、作品を拝見していて、目に引き込まれる演技をなさるなぁと感じていました。お会いして、幅広く演じられる方だと感じました。
中川監督は映画への真摯で真っ直ぐな強い思いが清々しく、頼りになる監督でした。私がニュアンスを汲み取れない時もじっくり待って下さいました。映画は気づいたら涙が頬を伝っていて、人生は困難だけれど、人は優しいと感じさせてくれる作品になっていました。

■監督:中川駿
主人公の藤村佑役を演じた山時聡真君はどことなく僕に似ていて、まるで若い頃の自分を見ているかのように感じることが多くありました。実は、佑と母の美咲は、僕と僕の母をモデルに作っているので、その点から山時君は佑を演じるのにうってつけの人物でした。もちろんそれだけではなく、役に対する真摯な姿勢や素直で明るい人間性に、一緒に作品作りをする仲間としてとても助けられました。
美咲役を演じた菅野美穂さんを一言で形容するならば『圧倒的』でした。菅野さんのお芝居は僕のような若輩者が語るのは畏れ多いほどに素晴らしかったですし、それだけではなく、現場での在り方や、チーム内でのコミュニケーションの取り方など、一流の俳優とはかくあるべし、というのを色々な面から見せていただけたように思います。本作での菅野さんとの出会いが、僕の今後の監督人生に大きく影響していくだろうなと感じています。
本作は僕にとって三作目の商業作品ですが、原作物ではないオリジナルの企画としては本作が初めてになります。なので本作は今後、僕の名刺代わりの作品になっていくことと思いますし、そう受け取られても恥じない内容に仕上がったと思っています。是非、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。

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