チ・チャンウク×ド・ギョンス（「EXO」D.O.）、対決するふたりが会見でも火花？【「捏造された都市」制作発表会見】

2025年11月10日 17:00

ド・ギョンス「（チ・チャンウク演じる）テジュンは生命力があってしぶとくて、ゴキブリのような男」!?

えん罪に巻き込まれ、全てを失った主人公が黒幕への復讐を誓うオリジナル韓国ドラマシリーズ「捏造された都市」の制作発表会見が韓国・ソウルで行われ、共演するチ・チャンウクと、「EXO」のD.O.ことド・ギョンスが出席した。

本作では、身に覚えのない強姦殺人容疑をかけられ、終身刑を言い渡される善良な市民、パク・テジュン（チ・チャンウク）と、彼を破滅へと追いつめた黒幕、アン・ヨハン（ド・ギョンス）の対決を描く。映画「操作された都市」（2017）を再解釈し、ドラマシリーズ化した。

パク・テジュンを演じるのは、ディズニープラスのオリジナル韓国ドラマ「最悪の悪」「江南Bサイド」などで、圧倒的な存在感を示し、「操作された都市」にも主演しているチ・チャンウク。“アジアの貴公子”と呼ばれる人気者が、ボロボロになりながら復讐に燃える男を熱演した。

そして、テジュンの復讐相手であるアン・ヨハン役は、アーティストとしても活躍しながら、「100日の郎君様」で人気を集め、「スウィング・キッズ」「THE MOON」で繊細かつ力強い演技を見せてきたド・ギョンス。本作では、身の毛がよだつほど恐ろしい圧倒的ヴィランを体現している。

会見ではチ・チャンウクが、「初めて台本を読んだとき、多彩で魅力的なキャラクターたち、その関係性などに惹かれましたし、さまざまな見どころが詰まった作品だと思った」と、出演を決めた理由を語る。

役どころについては、「テジュンは、夢をもつ真面目な青年。キャラクターよりも、彼が置かれた状況や、感情をうまく表現しようとしました。脚本家のオ・サンホさんには『テジュンは木のような存在でいてほしい』と言われたんです。その答えを見つけるのが、最後まで僕の課題でした」と振り返った。

一方、初のヴィランに挑んだド・ギョンスは「シナリオを読んで面白い作品だと思いました」と、オ・サンホが当て書きした脚本について語り、「カーレースのシーンが特に興味深く、大がかりなシーンをどう映像化するのか気になりました。初めてのヴィラン役なので、自分がどんな姿を見せられるのかも楽しみでした」と述懐する。

そして、「実際に経験できることではないので、映画やドキュメンタリーを見て、想像力を膨らませて役づくりをしました。ダンディなスーツを準備してもらい、髪を染めてパーマをかけて、その上、黒い髪に染めて……。髪のセットに4時間かけたこともありました」と、舞台裏を語った。

最大の見どころは、テジュンとヨハンによる手に汗握る対決だ。ド・ギョンスは「テジュンは生命力があってしぶとくて、ゴキブリのような男。いじめても、いじめても這い上がってくる」と表現。それを聞いたチ・チャンウクは「ヨハンはターゲット。本当に殺しても気が済まないくらいの悪党です」と語り、劇中で敵対するふたりが、会見でも火花を散らした。

迫力溢れるアクションも魅力で、「多彩なアクションが出てくるので、演じる僕も楽しかったです。アクション監督とたくさん話し合いをして、シーンごとにアクションに差をつけました」（チ・チャンウク）、「ヨハンのアクションは、いかに凄惨に残酷に、素早く殺（あや）められるのかに重点を置きました」（ド・ギョンス）と、こだわりを明かした。

記者会見には、共演するキム・ジョンス、チョ・ユンス、イ・グァンス、パク・シヌ監督が同席した。「捏造された都市」は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中（全12話／初回4話一挙配信、以降毎週水曜に2話ずつ配信）。