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大沢たかお、NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で勝海舟役! 松坂桃李演じる主人公のライバルに

2025年10月23日 12:00

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大沢たかおのNHK大河ドラマ出演は「花の乱」「花燃ゆ」に次ぐ3度目
大沢たかおのNHK大河ドラマ出演は「花の乱」「花燃ゆ」に次ぐ3度目

大沢たかおが、松坂桃李が主演を務める2027年のNHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」で、主人公・小栗忠順(松坂)のライバルとなる勝海舟を演じることがわかった。大沢がNHK大河ドラマに出演するのは、第33作「花の乱」(足利義材役)、第54作「花燃ゆ」(楫取素彦役)に次ぐ3度目となる。

大沢が演じる勝海舟は、「幕臣」とは名ばかりで、無役の貧乏旗本出身。苦労しながら蘭学を身に着け、いまに名高い「咸臨丸」艦長として、太平洋横断を成し遂げる。しかしそれは、小栗たちが率いる幕府初の遣米使節団に随行してのことだった。叩き上げならではの大胆さでハッタリもかまし、西郷隆盛ら英傑とも交わりつつ、幕府内で浮き沈みを繰り返すが、最後には「江戸無血開城の英雄」として名を残す。エリートの小栗とは圧倒的な身分差があったが、開明派同士で時に手を組み、西洋列強の脅威に立ち向かう。しかし、やがてふたりの道は大きく分かれていく。

大沢は、「勝海舟は、小栗忠順らと共に歴史の変革期に諸外国や倒幕派と真正面から向き合い、日本の未来を見つめ行動した人物でした。激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないかと感じています。海舟が抱き続けた信念と向き合い、心を込めて演じていきたいと思います」と意気込む。

画像2(C)廣瀬靖士

松坂は大沢について、「小栗にとって、同志でありライバル的な存在でもある勝海舟を、どのように見せてくださるのか、今から楽しみで仕方ありません。お互いの存在や考えを感じつつ演じていければと思っています。大沢さんと共に『逆賊の幕臣』を創(つく)り上げていけることを誇りに思います」と、コメントを寄せた。

「逆賊の幕臣」は、安達奈緒子(「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」「劇場版 きのう何食べた?」)が脚本を担当する。26年夏頃にクランクイン予定で、NHKにて27年1月から放送開始。あらすじ、そして大沢、松坂、制作統括を務める勝田夏子のコメント(全文)は、以下の通り。


【あらすじ】

舞台は、万延元(1860)年。小栗忠順は、日本初の遣米使節団の中核として米艦ポーハタン号に迎えられ、大海原に乗り出す栄誉を得ていた。一方、日本の軍艦として随行する「咸臨丸」の勝海舟は、体調不良で船室から出ることができず、米軍士官に指揮権を譲渡するという屈辱に震えていた。だが後世、偉業として語り継がれているのは「咸臨丸」の方だ。なぜなら小栗は、明治新政府に「逆賊」と見なされ、歴史の闇に葬られたからである。

小栗を最初に取り立てたのは、大老・井伊直弼だった。黒船来航で、日本が世界経済の渦に巻き込まれ混乱が増すなか、武士には珍しく金勘定や数字に強く、上役にも直言する小栗に目をつけたのだ。小栗は遣米使節として西洋文明を目の当たりにし、外国に飲み込まれない近代国家づくりを急ごうと決意する。

しかし、それは容易なことではなかった。井伊の暗殺、朝廷の開国拒否、生麦事件など攘夷事件の続発。そしてその賠償金や、皇女・和宮の降嫁、将軍の上洛、長州征討などが、財政の逼迫に拍車をかける。さらに西郷隆盛ら薩長の志士たちや島津家など大大名が幕政に干渉し、インフレや格差に苦しむ民衆は暴動を起こす。そんななかで、列強が軍事力を背景に、国の独立を脅かしてくるのだ。

小栗は財政・外交・軍事を預かる要職を歴任しながら、侵略の危機と国内の分断を食い止めようと奔走する。やがて起死回生の策としてフランスから支援を取り付け、改革の加速を狙うが、協調していたはずの将軍・徳川慶喜の本心が徐々に見えなくなっていく。そんななか勝は、薩長やイギリスとも気脈を通じながら、独自の近代化路線を構想していた。

かたや堅物のエリート、かたや人たらしの叩き上げ。何もかも対照的な小栗と勝だが、ふたりとも開明派で、幕府内では疎まれながら、事態が窮すると結局は頼られ、利用された。また、やるべきことをやればやるほど敵を増やし、命さえ狙われるところもやけに似ていた。

自分にない才を互いに見てとり、対立しながらも一目置き合っていたふたり。だが、幕府を「改良」して人々を束ねる「仕組み」を作りたい小栗と、幕府を「解体」してでも実力ある「個人」を活躍させたい勝、その運命は大きく分かれていく。


【コメント】
大沢たかお(勝海舟役)

この度、2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」にて、勝海舟を演じさせていただくことになりました。本作は、これまで“維新の英雄たちの物語”として語られることが多かった幕末の歴史を、“逆賊”と呼ばれた幕府の人々の視点から描く作品です。勝海舟は、小栗忠順らと共に歴史の変革期に諸外国や倒幕派と真正面から向き合い、日本の未来を見つめ行動した人物でした。激動の時代に、何を信じ、どう未来へ希望の橋をかけるのか。その問いは、今を生きる私たちにも通じるのではないかと感じています。海舟が抱き続けた信念と向き合い、心を込めて演じていきたいと思います。

松坂桃李(小栗忠順役)

この仕事を始めて間もない頃、「GOEMON」という映画で大沢さんの霧隠才蔵を見て、あまりのかっこよさに痺れて動けなかったのを、今でも思い出します。今回、勝海舟役として大沢さんのお名前を聞いた時には嬉しくて心躍りました。小栗にとって、同志でありライバル的な存在でもある勝海舟を、どのように見せてくださるのか、今から楽しみで仕方ありません。お互いの存在や考えを感じつつ演じていければと思っています。大沢さんと共に「逆賊の幕臣」を創(つく)り上げていけることを誇りに思います。

勝田夏子(制作統括)

小栗忠順の名を初めて聞くという方も、勝海舟はご存じでしょう。ふたりは「ライバル」と呼ばれてきました。司馬遼太郎も、ふたりを「明治の父」と並び称しています。小栗は2500 石の知行地を持つエリートで「持てる者」、勝は禄高41俵の「持たざる者」。このドラマでは、同じ幕臣でありながら圧倒的な格差があることを恨む勝がいる一方、制度のど真ん中にいるために「しきたり」を乗り越えることが許されず、勝の身軽さをうらやむ小栗がいます。

西洋列強の脅威が日本に迫る中、時に同志となり、時に対立しながらも、お互い誰よりも理解しあっている……ふたりのアンビバレントでスリリングな関係を、松坂桃李さんと大沢たかおさんに演じて頂けることに今からぞくぞくする一方、身の引き締まる思いです。

ハングリーだが飄々としていて、人たらしだが計算高く、コンプレックスを内に秘めつつも自分で自分を大きく見せる術を心得ている――そんな人間くさい勝海舟を、英雄から繊細な役まで圧倒的魅力で生ききってこられた大沢さんがどう演じてくださるか、皆さまもどうぞご期待ください!

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