「プレデター バッドランド」最新作のプレデターは“共感型”!? ダン・トラクテンバーグ監督が狙ったアイディアの逆転とは?
2025年10月20日 17:00

カルト的人気を誇る「プレデター」シリーズの最新作「プレデター バッドランド」のダン・トラクテンバーグ監督が、今作の主人公となる若きプレデターの“デク”の誕生秘話を明かした。
「プレデター」シリーズは、1987年公開の第1作からクロスオーバー作品も含め全7作品が製作され、高度な科学技術を駆使した武器を持つ、宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の死闘を描いてきた。最新作では、シリーズ初となるプレデターを主人公とした物語が始動する。

舞台は、生存不可能と謳われる最悪の地「バッドランド」。そこに、掟を破った若きプレデターのデクが追放されてくる。次々と敵に襲われる彼の前に現れたのは、上半身しかないアンドロイドのティア。「狩り」に協力すると陽気に申し出る彼女には、ある目的があった。
本作のメガホンをとったトラクテンバーグ監督は、すでに熱狂的ファンを生み出している「プレデター」シリーズの最新作を手掛けるにあたって、明確な意図を持って臨んだという。それは、「観客が主人公・デクに感情移入すること」。

プレデターといえばホラーキャラクターらしい造形も魅力のひとつだが、トラクテンバーグ監督は「観客に、恐ろしい見た目のクリーチャーと絆を深めてほしいと思っていた」と語る。そして、「プレデターが特別なのは、シリーズを通じてずっと“実物のスーツ”によって演じられてきたことです。これは、特殊効果スーツという芸術における初期の偉大なパイオニア的存在なんです。すべての過去作品がその技術を活かしてきました」と説明。
さらに、「僕たちが目指していたのは、“恐ろしい見た目なのに、共感できる存在”を描くこと。だから方法としては、スーツアクターが全身を演じて、顔だけをCGで補完するという形にしました」と、プレデターにより深い生命力を与えるための新しい手法も導入したと明かした。デクの顔にデジタル処理を施すことによって、より人々を惹きつけ、結びつける表現となっている点に注目だ。
トラクテンバーグ監督は、ストーリー面でも“アイディアを逆転”。バッドランドで様々な敵や脅威にさらされ、狩られる側となったデクは、知恵を働かせ、対処しなければならない。半身アンドロイドのティア(エル・ファニング)と出会ったデクは、自分という存在を証明するために、彼女とともに最凶の敵に立ち向かっていく。これまでは“最恐の敵”というポジションだったプレデターが主人公となり、今まで以上の没入感をもたらす。
「プレデター バッドランド」は11月7日に世界同時公開。

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