「トロン:アレス」のライトサイクルに乗ってきた!現実世界の渋谷がデジタル世界に侵食――期間限定のリアルイベントに潜入
2025年10月8日 16:00

長編映画として世界で初めて本格的にCGを導入したことでも知られるSF映画「トロン」のシリーズ第3作「トロン:アレス」の世界観を体感できるスポットが、渋谷に突如登場した。映画では、制御不能となったAIが暴走をはじめ、デジタル世界が現実世界を侵食していくさまが描かれていたが、現実世界の渋谷もデジタル世界に侵食されていく――?
今回の舞台となったのは、渋谷のランドマークとして名高いSHIBUYA109の向かい側に位置する「ZeroBase渋谷」。こちらでは10月7日~13日に「トロン:アレス」のリアルイベントとなる“「トロン:アレス」イマーシブ・エクスペリエンス”を期間限定で実施。映画の世界観さながらに、メタバース空間を舞台に、デジタルに浸食された渋谷を再現。まさに渋谷の中心でデジタル空間を体感するスポットとなっている。
内部はどのような空間となっているのだろうか。実際に確認するべく、渋谷駅のハチ公口からからSHIBUYA109方面に歩みを進めていくと、「トロン」カラーである赤と黒を基調とした建物を発見。そこではまるで異空間に吸い込まれるように、ひとり、またひとりと建物の中に吸い込まれていった。

建物の中に入ると、まず目に飛び込むのは「トロン」シリーズを象徴する“ライトサイクル”。電脳空間を象徴するような洗練されたフォルムのバイクを実際に目の当たりにすると、あらためて圧倒的な存在感だと思わされる。映画ファンならば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのデロリアンや、「バットマン」シリーズのバットモービルなどと並び、一度は乗ってみたい夢のマシーンだが、なんとここでは実際に“ライトサイクル”に乗り込むライド体験を楽しむことができるのだ。

そこでさっそく“ライトサイクル”に乗り込むことに。背景として映し出された実際の道路が徐々にデジタル空間へと変ぼうしていき、デジタル化した渋谷の街を走行。そして隣のAI兵士と併走し、渋谷の街を駆け抜けていくことになる。そんなライド体験が終了すると、QRコードが発行され、自分がバーチャル空間の中で“ライトサイクル”に乗っている姿が映し出された動画をダウンロードすることができる。まさに映画ファンの夢をかなえてくれるスポットだといえそうだ。



さらに2階に移動すると、デジタルに浸食された渋谷をメタバース空間に再現した「『トロン:アレス』in VR Shibuya」を体験できる。そこでは、スタッフの指示に従い、VRゴーグルを装着。さらに両手にコントローラーを持てばスタンバイオッケー。目の前にある渋谷は映画さながらにデジタルの赤い光に浸食されており、映画にも登場する監視用飛行マシン・レコグナイザーが空を漂っている。
スクランブル交差点を中心としたエリアは自由に行き来可能で、待ち合わせスポットとして名高いハチ公像や、宮益坂に向かうガード下、SHIBUYA109など、渋谷を代表するランドマークの数々を探索することができる。なおこちらのバーチャル空間は、ソーシャルVRプラットフォーム「VR Chat」からもアクセス可能とのことで、家のパソコンのデスクトップなどでもデジタルの渋谷が体感可能とのことだ。


また道玄坂に向かう途中には「トロン」シリーズを象徴する“ディスクバトル”を再現したゲームコーナーも。こちらは対戦型ゲームとなっており、隣り合った参加者同士、互いにディスクを投げ合いながら相手にぶつけてバトルを繰り広げることとなる。操作には若干のコツが必要だが、慣れてしまえばディスクを投げる爽快感は格別だ。



外国の観光客の間でも渋谷は人気のスポットとなっているが、この日は多くの日本人に交じり、外国人も数多く来場。皆が一様に楽しそうにデジタルの渋谷を体感していたのが印象的だった。期間限定であるのがもったいないと思えるほどに、興味深い時間を過ごすことができた。
「トロン:アレス」は、10月10日に日米同時公開。
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