「キル・ビル」完全版、1本の映画として全米公開へ
2025年10月3日 19:30
写真:Moviestore Collection/AFLOクエンティン・タランティーノの傑作アクション「キル・ビル」が、完全版となる1本の映画「Kill Bill: The Whole Bloody Affair(原題)」として劇場公開されることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
「キル・ビル」は当初、2003年に「キル・ビル」(Vol.1)、2004年に「キル・ビル Vol.2」として2部作で公開された。今回の完全版では、Vol.1のエンディングとVol.2冒頭部分が削除され、一つの物語として再構成される。最大の見どころは、これまで劇場未公開だった7分半のアニメーションシーケンスの追加だ。タランティーノは2014年のサンディエゴ・コミコンでアニメーション映像を含むバージョンについて言及していたが、公開まで10年以上を経て、ついに実現することとなった。一部の劇場では70ミリおよび35ミリフィルムでの上映も予定されている。
タランティーノ監督は今回の公開について、「私はこれを1本の映画として書き、監督しました。ファンのみなさんさんに1本の映画として観ていただける機会を提供できることをとても嬉しく思います」とコメント。「『Kill Bill: The Whole Bloody Affair(原題)』を観る最良の方法は、映画館で素晴らしい70ミリまたは35ミリで観ることです。血みどろの迫力を、大スクリーンで堪能してください」と、劇場での鑑賞体験の重要性を強調した。
「キル・ビル」は、結婚式のリハーサル中に元上司であり恋人でもあったビルに襲撃され、頭を撃たれて死んだと思われていた女性暗殺者ザ・ブライドの復讐劇を描く。昏睡状態から目覚めた彼女は、復讐を果たすため、暗殺団の残る4人のメンバーを追い詰め、最後に宿敵ビル本人と対決する。
主演のユマ・サーマンをはじめ、ルーシー・リュー、ビビカ・A・フォックス、マイケル・マドセン、ダリル・ハンナ、そしてビル役のデビッド・キャラダインらが出演。脚本・監督はタランティーノ、プロデューサーはローレンス・ベンダーが務めた。
「Kill Bill: The Whole Bloody Affair(原題)」は12月5日に全米公開。
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