修行者・窪塚洋介と暗殺者・松田龍平の対面シーンを捉えた「次元を超える」本編映像&場面写真
2025年10月3日 17:00

窪塚洋介と松田龍平が主演する利晃監督最新作「次元を超える」で、窪塚演じる孤高の修行者と松田が扮した謎の暗殺者の対面シーンを捉えた本編映像と場面写真が披露された。
同じく豊田監督の「破壊の日」以来、5年ぶりの共演となる窪塚と松田が主演を務め、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、東出昌大のほか、板尾創路、祷キララ、窪塚愛流、飯田団紅、マメ山田ら豊田組の常連キャストが集結し、「I'M FLASH!」以来、13年ぶりのコラボレーションとなるチバユウスケ氏のThe Birthdayがエンディングテーマを手掛ける。YOSHIROTTEN、マイケル・アリアス、樋口真嗣ら各業界を代表する豪華スタッフも参加している。
孤高の修行者・山中狼介(窪塚洋介)は、危険な宗教家・阿闍梨(千原ジュニア)の家で行方不明になる。一方、謎の暗殺者・新野風(松田龍平)は、狼介の彼女・野々花(芋生悠)から捜索を依頼される。やがて、狼介と新野は法螺貝に導かれて狼蘇山で対面し、次元を超えて鏡の洞窟で対峙する。過去から現在、そして未来を駆け巡り、日本から地球、さらに宇宙に辿り着いた、彼らが見たものとは――。

本編映像は、鳴り響く法螺貝の音に導かれるように狼介が山道を上ってくるシーンで幕を開ける。狼介が滝の前に到着すると、そこには法螺貝を吹いていた新野の姿が。「俺を呼んだのはおまえか?」と問いかける狼介に、新野は「あんたを探してる人に頼まれたもんで」と告げ、「死ぬまで山で修行ですか?」と問い正す。すると、狼介は「死んで仏になると思うのは残された者の慰みだ。生きてるうちに悟れなけりゃ意味がない」と独自の死生観を語る。重ねるように「ずっと一人で歩くんですか?」と問い質す新野に、「おまえが俺を導けるのか?」と問い返す狼介。やがて、新野は「この世の果てで祈って来い」と法螺貝を吹き、狼介は意識を飛ばされてしまう。二人の決着の行方が気になる映像に仕上がっている。
窪塚と松田の共演は、「破壊の日」以来5年ぶりとなったが、現場でのやり取りについて窪塚は「『破壊の日』ではちらっと一緒になっただけなので、今回はがっつり共演できて嬉しかったです。プライベートでも仲が良いので、現場でも基本そのテンションの延長なんですが、でもいざ芝居になると、お互い勝負しているような良い緊張感が生まれていたんじゃないかと思います。役や芝居に関しては豊田監督も我々に委ねてくれるので、それについて言葉で話し合ったりとかはほとんどなかった。ガチンコで「せーの!」でやってみよう、というセッション的な場面が多くて、龍平との芝居は本当に楽しかったですね。役者としての僕と龍平は本当に色味が異なるというか、“火と水”くらいの違いがあるので。きっと特殊なアンサンブルになるんでしょうね。その組み合わせの妙は豊田監督がいちばん楽しんでいたようですけど」と充実した撮影を振り返った。
一方、松田も「現場で最初に窪塚くんが現れた時に仙人みたいだなって(笑)。会った時から狼介だったというか、本物の修行者みたいな風格があって。“内なるエネルギー”の話でいうと、窪塚くんはパワーを発するのが上手い人だなって、そこに立つだけで強いパワーを感じるというか。窪塚くんが豊田監督と組んだライブシネマの舞台『怪獣の教え』を観に行った時、ちらっと話したのを覚えていて、その時も溢れちゃってるなって思いました。『破壊の日』ではすれ違っただけだったから、今回はしっかり芝居ができて嬉しかったです」と、パワー漲る窪塚との芝居の掛け合いを楽しんだようだ。
「次元を超える」は10月17日からユーロスペースほか全国順次公開。

(C)次元超越体/DIMENSIONS
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

吉永小百合“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しかった超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこの映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント