のん、声を務めた「アフター・ザ・クエイク」に「心から感動」 演じた“かえるくん”と佐藤浩市扮する警備員が対話する本編映像
2025年10月2日 14:00

岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市が主演し、村上春樹氏の短編小説を基にした映画「アフター・ザ・クエイク」で、本作のキーとなるかえるくんの声を演じたのんからコメントが寄せられた。併せて、佐藤浩市が扮した警備員の片桐に、かえるくんが“想像力の力”を語りかける対話シーンの本編映像が披露された。
本作は、2000年に刊行された村上氏の短編集「神の子どもたちはみな踊る」(新潮文庫刊)に収録されている4つの短編をベースに、一部時代設定を変更、1995年から2025年の30年にわたる物語として新たに生まれ変わった。1995年の阪神・淡路大震災以降、それぞれ別の時代・場所で孤独を抱える4人の人生が交錯し現代へ繋がる、喪失と回復の物語だ。4月に放送されたNHKドラマ「地震のあとで」と物語を共有しながらも、4人を結ぶ新たなシーンが加わり、映画版ならではの編集で劇場公開となる。監督はドラマ「その街のこども」、連続テレビ小説「あまちゃん」などの話題作を手がけてきた井上剛。脚本は「ドライブ・マイ・カー」の大江崇允が担当している。

1995年、突然妻に別れを告げられた後、同僚の依頼を受け謎の“箱”を釧路へ運ぶ男・小村を岡田が演じ、2011年、浜辺で焚き火をする男との交流を通して自身を見つめていく家出少女・順子役を鳴海、2020年、熱心な信仰を持つ母親の元で「神の子ども」として育ったが、父親らしき男との出会いをきっかけにその存在に疑問を抱く青年・善也役に渡辺が扮している。また、佐藤は、2025年の世界を生きる地味な元銀行員で、現在は漫画喫茶で暮らしながら警備員をしている片桐役を担当。
そのほか、橋本愛、唐田えりか、吹越満、黒崎煌代、堤真一、黒川想矢、井川遥、渋川清彦、津田寛治、錦戸亮など幅広い世代の実力派俳優陣が集結。唯一無二の村上春樹ワールドへ観客を誘っていく。



本編映像は、警備員の片桐が暮らす漫画喫茶の一室に招かれたかえるくんが、片桐に「30年前、神戸で大きな地震があったのは覚えていますか」と語り掛けるシーンから始まる。かえるくんは、地下深くで東京に大地震を起こそうとした巨大な“ミミズ”との戦いについて語り、すんでのところで大地震を食い止められたのは、片桐が応援してくれ、彼の想像力がかえるくんを助けてくれたからだと明かす。そしてかえるくんの前で、珈琲カップが宙に浮かび、白い箱へと姿を変える。片桐の目に映るのは、現実とも幻想ともつかない光景だが、その傍らでかえるくんは「世界はどんな風にも変えることができます。その箱の中も、あなたの想像力次第で何にでも変えることができるということです」と語り、観客を物語の深層へと誘っていく。
声を担当したのんは、ユーモラスでチャーミングなかえるくんに独自の温かさを注ぎ込み映像に新たな命を宿らせたが、佐藤との“声”を通じた共演を振り返り「不思議な世界観を掌握する絶妙な余白に、ぐいぐい涙腺が刺激されました。素敵すぎて」と感動したことを語り、完成した作品についても「分かりやすい映画だけでなくていい。見た人が感覚的に、肌で感じ取る映画が生み出されたことに心から感動しています」と思いの詰まったコメントを寄せた。
「アフター・ザ・クエイク」は、10月3日からテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー。のんのコメント全文は以下のとおり。
(C)2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ
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