「ワン・バトル・アフター・アナザー」のタイトルが覚えられない? 話題の15秒スポットをチェック
2025年9月30日 19:00

3大映画祭で監督賞を制覇したポール・トーマス・アンダーソンが監督、レオナルド・ディカプリオが主演を務める「ワン・バトル・アフター・アナザー」。映画館の座席予約がスタートする前に、話題になっている15秒スポットと、アンダーソン監督のコメントが到着した。
9月26日(現地時間)、全世界74の国と地域で公開され、全米では週末3日間の興行収入2240万ドルを記録。全米の週末興行収入ランキング初登場No.1スタートを切った。スティーブン・スピルバーグ監督がすでに3回観ているほか、マーティン・スコセッシ監督も「並外れた出来栄えの映画」だと絶賛している。
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.「ブギーナイツ」(1997)の主演オファーを受けながらも、「タイタニック」(1997)出演のために辞退したことを俳優として最大の後悔だと告白したディカプリオは、20年越しの念願が叶って、アンダーソン監督との初コラボを果たした。
ディカプリオが演じるのは元革命のボブ。かつて革命組織で爆弾工作員として活動していた彼は、最強のカリスマ革命家の妻(テヤナ・テイラー)が突然姿を消し逃亡者となり、今はひとり娘のウィラ(チェイス・インフィニティ)と人の目を避けながら暮らしている。そんなある日、革命組織から、かつての宿敵である変態軍人・ロックジョー(ショーン・ペン)が、最愛の娘ウィラの命を狙っていると警告される。
批評家から「今年ベスト」「アカデミー賞大本命!」「とにかく笑えて、最後は泣ける」と評されている本作。アンダーソン監督は、「観客として私が観たいのは、自分にとって共感できる、感情的な物語だ。その感情とは、たいてい家族の物語、つまり愛し合い、憎み合うあり方から生まれる。近年の世界の情勢については、正直なところついていくのはほとんど不可能だ。だから私にとっては、時代遅れにならない要素、観客が本当に気にかけるものに焦点を当てるほうがよい。この映画にとってそれは2つのことだ。父は娘を見つけられるのか。そして家族であるとはどういう意味なのか、ということだ」と、父と娘、そして家族というテーマを軸に映画を撮った。
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.ボブを演じたディカプリオは「彼にはひとつだけ目的がある。それは娘を守ることだ」と役柄を紹介。次から次へと現れる刺客に追われながらも、最愛の娘ウィラのためにテンパりながらも奮闘を続けるボブ、時には反発しながらも唯一の家族であるパパを慕うウィラの姿がエモーショナルなドラマとなり、本作を盛り上げる。
ピンチになるとボブの前に現れるセンセイ役をユーモラスに演じたベニチオ・デル・トロは、「大作でありながらこの映画には人間味がある」と出演を快諾。まさにその人間味を体現している“愛されキャラ”こそボブであり、ロックジョーに捕えられた娘を救い出すために、少しずつ革命家としての覇気を取り戻していく……かのように見えたが、酒や煙草に明け暮れていたボブは、革命組織のメンバーであることを証明する「合言葉」が思い出せない。受話器を手にして悪戦苦闘する姿は、親近感を抱きやすいキャラクターになっている。
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.テレビスポット「チケットの取り方講座」編は、そんなボブが合言葉を思い出せないシーンを使用している。ボブが映画館の座席予約に挑むのだが、彼は映画のタイトルがどうしても覚えられないという内容。「ワン〜」と口にした後、電話口ではAIの自動音声が「作品名をどうぞ」と繰り返すばかり。
AIの自動応答「作品名をどうぞ」
ボブ「ワン………」
AIの自動応答「作品名をどうぞ」
テンパるボブ「ワン~、えっ~」
AIの自動応答「作品名をどうぞ」
テンパるボブ「ワン~何だっけ、覚えられない」
コミカルで印象的な内容になっており、ボブの声は声優の山寺宏一が演じている。
「ワン・バトル・アフター・アナザー」は10月3日公開。
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