水上恒司主演、実写「ウィンドブレイカー」コンセプトアートが実写セットへ変貌する特別映像&場面写真
2025年9月29日 17:00

水上恒司の主演で人気不良漫画を実写映画化する「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」で、原作の世界を忠実に描いたコンセプトアートが、実写セットへと変貌する様子を捉えた特別映像が公開された。併せて水上とヒロインを演じる八木莉可子の新場面写真が披露された。
にいさとる氏による原作漫画は、2021年にマガジンポケットで連載が始まり、22年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」を受賞、24年にはテレビアニメ化を果たした。25年4月期にはテレビアニメ第2期が放送されたほか、舞台化、ゲーム化されるなど幅広い層から支持を集めている。

主人公は、ケンカだけを取り柄に孤独に生きてきた桜遥。かつて不良の巣窟と恐れられた風鈴高校のてっぺんをとるために入学するが、生徒たちは今や「防風鈴=WIND BREAKER」と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていた。桜は戸惑いながらも防風鈴の一員として初めてできた仲間と街の命運を賭け、戦いに身を投じていく。監督は「ブルーピリオド」の萩原健太郎、脚本は「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞に輝いた政池洋佑が手掛ける。
ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた風鈴高校1年・桜遥役を水上が演じ、ケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦役で木戸大聖、右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛役で綱啓永が出演。さらに、荒くれものの杉下京太郎役を、本作が本格演技初挑戦となる「BE:FIRST」のJUNONが務める。風鈴高校3年で四天王の1人・柊登馬役には中沢元紀、総代を務める梅宮一役には上杉柊平を配した。

正義の不良軍団「防風鈴」が守る「東風商店街」は、物語の心臓部ともいえる大切な舞台だが、原作の世界をオール沖縄ロケで再構築し、精鋭美術チームが、店舗の一軒一軒が息づくリアルな街として組み上げた。特別映像は、主人公・桜遥(水上)ら防風鈴メンバーの憩いの場で、紅一点の橘ことは(八木)が切り盛りする「喫茶ポトス」や、パン屋「さぼてん」、お好み焼き屋「まっするぱわー」など、原作やアニメでもおなじみの店のほか、八百屋や精肉店などを捉えている。
これらの店の外観は実際に営業している店舗の外装を本作の撮影のために特別に許可をもらいイチから塗装され、街の象徴ともいえる商店街のアーチは実際に道路に穴を開けて建造されるという徹底ぶりで、沖縄の金武の地に再現された東風商店街は、実在する街のようなリアリティをもって生み出された。


また、今回の映像で際立つのは、街そのものがドラマを語っているかのようなディテール。乾いた砂や土の質感で、荒々しい世界に立ち向かう防風鈴を表しつつ、防風鈴総代・梅宮一(上杉)が作物を育てる設定ともリンク。街の風景がただのセットを超えた“物語のもう一人の登場人物”として存在感を放っており、水上をはじめとしたキャスト陣もその完成度に大興奮したという。
実写映画「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」は、12月5日から全国公開。
(C)にいさとる/講談社 (C)2025「WIND BREAKER」製作委員会
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