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狂死した画家の絵に秘められた恐怖…イーライ・ロスが「最高傑作だ」と評する異常作「笑む窓のある家」公開決定

2025年9月18日 20:00

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イタリアンホラーの異常作
イタリアンホラーの異常作
© 1976 SND (M6 Group) and ACEK SRL

イタリアン・ホラー史上の異色作にして異常作「笑む窓のある家」(1976)が、本国公開から約半世紀を経て、4K修復版で11月21日から日本初公開される。場面写真、日本版オリジナルポスター、オリジナル予告編が披露された。

本作は、風光明媚な田園地帯で起きた連続殺人事件を題材としたイタリアン・ホラー史上屈指の異色作。狂気、退廃、邪悪に満ちた出来事の数々が次々と明らかになり、惨劇が頂点を迎えるラスト4分は、想像を絶する衝撃で観る者すべてを絶望へと誘う。

初公開時は注目されることもなく、日本では未公開、欧米でも知る人ぞ知る作品だったが、今世紀に入ってから再評価が進み、「ホステル」の鬼才イーライ・ロス監督が「このジャンルにおける最高傑作の一本」と絶賛。BFI(英国映画協会)が2013年に発表した「イタリアン・ゴシック・ホラーの傑作10選」にも選ばれている。さらに今年2025年7月、カナダ・モントリオールで開催された「第29回ファンタジア国際映画祭」では修復版がプレミア上映され、あらためて多くのファンや批評家たちに「発見」された伝説の作品だ。

ポスター画像
ポスター画像
© 1976 SND (M6 Group) and ACEK SRL

主演は「悲しみの青春」(70)の名優リノ・カポリッキオ。そして本作出演の後、脚本家に転身し、近作「チネチッタで会いましょう」(23)などを執筆しているフランチェスカ・マルチャーノ。監督はイタリアの名匠プピ・アヴァティ。「いつか見た風景」(89)、「ボローニャの夕暮れ」(08)などの文芸作品で知られているが、サスペンスやホラーのジャンルでもさまざまな作品を手掛けてきた。本作では心理的な恐怖を静かに積み重ねながら、不安と焦燥感をかきたてるシュールでアバンギャルドなイメージを交え、観る者を狂気と妄執の深淵へと引き摺り込んでいく。

北イタリアの田舎町。絵画修復師のステファノ(リノ・カポリッキオ)は、教会内のフレスコ画の修復にやってきた。「聖セバスティアヌスの殉教」を模した不気味な画は、“死に際を描く画家”と称され、20年前に狂死したブオノ・レニャーニが描いたものだった。ステファノの友人アントニオは、町では禁忌とされているレニャーニとフレスコ画の関係を秘かに調査していたが、何者かによって殺害されてしまう。全ての謎を解くカギは、生前アントニオが口にした“笑む窓のある家”に秘められていた。

日本オリジナルの予告編は、絵画修復師ステファノが教会にやってくる物語冒頭に始まり、呪われた画家レニャーニが描いた不気味な絵の数々、脅迫電話、転落死、廃屋に描かれた赤い唇、宙づり女性の拷問死体、掘り起こされる人骨、絶叫する男の裸体を切り裂くナイフなど、目を覆いたくなるショッキングな映像が連続。最後は、ポスターにも使われている“笑む窓のある家”のシンボリックな場面で締め括られている。11月21日からシネマート新宿ほか全国順次公開。

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