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「観客たちの楽しそうな表情が目に浮かぶ」と山田洋次監督コメント 世界で拍手喝采の音楽感動作「ファンファーレ!」心躍るピアノ連弾映像

2025年9月17日 10:00

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フランスで観客動員260万人の大ヒット!
フランスで観客動員260万人の大ヒット!
(C)2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinema

フランスで観客動員260万人の大ヒットを記録した感動作「ファンファーレ!ふたつの音」。生き別れとなった兄弟を演じるふたりの俳優が実際に演奏する心躍るピアノ連弾シーン、そして本作に感銘を受けた山田洋次(映画監督)、石丸幹二(俳優)、北原雅彦東京スカパラダイスオーケストラ)、原田慶太楼(指揮者)、三ツ橋敬子(指揮者)、小川糸(作家)、飯田洋輔(俳優)のコメントが披露された。

世界を飛び回るスター指揮者ティボは、ある日突然、白血病と診断される。ドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟ジミーの存在を知ることに。かつては炭鉱で栄えたが今は寂れた町に暮らし、仲間との吹奏楽団が唯一の楽しみであるジミー。育った環境も性格も正反対の二人だが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見出す。これまでの運命の不公平を正そうと、ティボはジミーを何がなんでも応援することを決意する。その決意は、二人の未来、楽団、そして町の人々の運命をも思いがけない方向へ動かしていく――。本作は、第77回カンヌ国際映画祭に正式出品され、第50回セザール賞で作品賞・主演男優賞など主要7部門にノミネート。さらに第72回サン・セバスチャン映画祭で観客賞を受賞するなど、世界中の映画祭で絶賛されている。

ピエール・ロタン
ピエール・ロタン
(C)2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinema

このほど公開された映像は、ピエール・ロタン演じる人生を諦めかけていた弟ジミーが、バンジャマン・ラヴェルネ演じる兄ティボとの連弾をきっかけに、未来を見出していく転機となる心躍るピアノ連弾シーンだ。

弟ジミーが所属する吹奏楽団“ワランクール炭鉱楽団”が指揮者不在となったことを聞いた兄ティボは、ジミーに「指揮するべきだ」と指揮をするよう勧める。しかしジミーは頑なに拒否。「教えるから」という兄の言葉にも耳を貸さない。しかし「助けてほしいんだろ?」とティボは引き下がらない。そんな兄に促され、店にあったピアノの前に座る二人。ティボは「これはCメジャー。基本となるコードだ」「ラヴェルはこれに長7度と9度を加えた」とピアノを弾きながら、ジミーに優しく教え始める。そしてジミーが好きなジャズを例に出し、「ジャズとクラシックは通じてる。アイーダではリズムが跳ねる。付点8分と16分音符 まるでジャズのスイングだ」と弾いてみせる。

「ヴェルディがこれを続けてたら」というティボに思わずジミーも「ブキウギだ」と反応。「そのとおりブキウギになる」と言い演奏するティボ。するとその指の動きを真剣に見ながら、ジミーもピアノを弾きだす!その様子に「いいね」と笑顔のティボ。兄との連弾がジミーの未来への転機となっていく。

独特な存在感と確かな演技力で、フランソワ・オゾン監督などフランスの名監督の作品に多数出演し、大人気の新星ピエール・ロタンは、本作のエマニュエル・クール監督の前作「アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台」にも出演し、今回演じたジミー役はクールコル監督いわく「あて書き」だったという。

そんな彼の新たな一面が存分に発揮されるのが、今回のシーンで、実際「小さい頃、母に習って、独学ですが30年以上弾いており、クラシックではバッハが大好き」とのこと。普段から音楽を親しむピエール・ロタンが、役柄では音楽の喜びに目覚めていくジミーをどう体現していくのか、ぜひスクリーンで確認してほしい。「ファンファーレ!ふたつの音」は、9月19日から東京の新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。

▼コメント全文(敬称略・順不同)
笑ったり、泣いたり、最後は歌を口ずさんだり。向こうではヒットしたそうだが、この映画を愛したフランスの観客たちの楽しそうな表情が目に浮かぶ。
山田洋次(映画監督)
人生がうまくいかなくなった時、あなたの心を救ってくれるのは?
彼らにとっても、私にとっても、それは、音楽だった。
石丸幹二(俳優)
兄弟ふたつの“音”が重なり合って
ひとつの“心”の時間が生まれ広がる
皆で分かち合う音楽時間 🎼
奏で合う事の素晴らしさよ!
北原雅彦東京スカパラダイスオーケストラ
名声よりもルーツと人との繋がりを大切にする主人公たちが、 世代を超えた音楽の絆で共同体を形成していく。 心の豊かさが織りなす人間関係の美しさを通して、音楽が普遍的な言語であることを感動的に伝えてくれる。
◆原田慶太楼(指揮者)
偉大な音楽は物語を創造し、その物語は人々の感動を呼び起こす。
音楽が人生に寄り添い、共に歩む存在であると同時に、人生が音楽を彩り紡いでいくのかもしれない。
◆三ツ橋敬子 (指揮者)
華やかな題名に反し、人の葛藤を丁寧に描いた物語でした。クラシック音楽の響きが心を包み、兄弟の絆にも深く共感。
音楽の力により心が温まることを改めて感じさせてくれる作品です!
◆飯田洋輔 (俳優)
人生はままならないことばかり。それでも、私たちには音楽がある。
この世界は生きるに値するものだと、ふたりの兄弟から教えられた気がします。
ラストシーン、最高でした!ラヴェルが天国で微笑んでますね。
小川糸(作家)

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