注目俳優・若葉竜也の“軌跡”――出演最新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」では吉永小百合の“息子役”
2025年9月16日 09:00

吉永小百合の通算124本目の映画出演作「てっぺんの向こうにあなたがいる」(10月31日公開)には、注目の俳優・若葉竜也が出演している。本記事では、若葉の“軌跡”を振り返りつつ、新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」での役どころを紹介する。
「てっぺんの向こうにあなたがいる」は、76カ国の最高峰・最高地点の登頂を成功させた田部井淳子さんの実話をもとに、“挑戦”に生涯を捧げた女性山岳家を壮大なスケールで描く。吉永が主人公・多部純子を演じ、純子を支える夫・正明を佐藤浩市、純子の盟友であり、エベレスト登頂の相棒でもある北山悦子役に天海祐希、青年期の純子役にのんが扮している。また、木村文乃、工藤阿須加、茅島みずきらも出演している。
1989年、東京都出身の若葉。大衆演劇の“チビ玉三兄弟”のひとりとして人気を博し、NHK大河ドラマ「徳川慶喜」(98)でテレビドラマ初出演。映画初出演作となったのは「HINOKIO ヒノキオ」(05)で映画初出演。赤堀雅秋の舞台を映画化した「葛城事件」(16)では重要な役どころを担い、第8回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞を受賞している。
今泉力哉監督作「街の上で」(21)で単独初主演を果たし、映画、ドラマ、舞台、CM、PVなど幅広く活躍。関西テレビ・フジテレビのドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(24)での脳外科医・三瓶友治役が大きな注目を集め、第120回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞で最優秀助演男優賞、「東京ドラマアウォード 2024」助演男優賞を獲得。映画では「愛にイナズマ」(23)、「市子」(23)、「ペナルティループ」(24)、「ぼくのお日さま」(24)、「嗤う蟲」(25)、「ぶぶ漬けどうどす」(25)など話題作への出演が相次いでおり、その存在感を一層強めている。

「てっぺんの向こうにあなたがいる」では、吉永演じる多部純子と佐藤演じる多部正明の長男・多部真太郎役として参加。「世界の多部純子の息子」と言われ、周囲から母と比較されることに我慢できずに反発し、金髪に染め、ピアスをあけて高校を中退、姉・多部教恵(木村)とも口論となる。やがて、家族と離れて暮らすことで“絆”を取り戻していきながら、母の想いを受け入れ、純子の代わりに”高校生の富士登山”のリーダーへと成長していく――という難しい役どころに挑戦している。
なお、「てっぺんの向こうにあなたがいる」はスペイン最大の国際映画祭「第73回サン・セバスティアン国際映画祭」のオフィシャルセレクションに選出されており、本作のスペシャルスクリーニングにあわせて、若葉は、阪本順治監督、多部真太郎のモデルであり、田部井淳子さんの実子・田部井進也さんとともに現地へと向かう。

若葉は、現地参加について「大衆演劇のドサ回りから、サン・セバスティアン国際映画祭にたどり着くなんて想像もしていませんでした。世界的な映画に出たいという欲求があまりない僕は、「日本の映画」を世界にもっていく。と言うことに喜びを感じています。この映画はもちろん、日本映画をもって各国をドサ回りしたいと思います」とコメントを寄せている。
(C)2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会
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