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配信大手が主要部門を席巻 Netflix「アドレセンス」がエミー賞最多6部門受賞

2025年9月16日 21:00

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Netflixシリーズ「アドレセンス」独占配信中
Netflixシリーズ「アドレセンス」独占配信中
(C)2024 Netflix, Inc.

第77回プライムタイム・エミー賞が9月14日(現地時間)、米ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催され、Netflix配信のイギリスの犯罪ドラマ「アドレセンス」が最多6部門を制覇した。また、Apple TV+の「ザ・スタジオ」がコメディシリーズ作品賞、HBOとHBO maxの「ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室」がドラマシリーズ作品賞をそれぞれ受賞し、配信プラットフォームが主要部門を席巻する結果となった(「ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室」は米有料チャンネルのHBOと、配信サービスHBO maxでの同時配信)。

最多受賞となった「アドレセンス」は、イギリスの小さな町で起きた少年失踪事件を軸に、家族と地域社会の暗部を鮮烈に描いた作品だ。最大の特徴は各エピソードをノーカットの長回しで撮影した革新的な演出手法で、登場人物の感情変化や緊張感をリアルタイムで伝え、視聴者に強烈な没入感を与えている。

フィリップ・バランティーニが監督、ジャック・ソーンが脚本を担当し、ブラッド・ピットが製作総指揮に名を連ねたことでも注目を集めた。エディ・ミラー役のスティーヴン・グレアムがリミテッドシリーズ主演男優賞を獲得したほか、エリン・ドハティが助演女優賞、オーウェン・クーパーが助演男優賞を受賞。バランティーニも監督賞に輝き、脚本賞、作品賞と合わせて6部門での完全制覇を達成した。

Apple TV+の「ザ・スタジオ」は、ハリウッド映画スタジオの内部を舞台に業界の裏側を皮肉たっぷりに描いたコメディドラマだ。セス・ローゲンエバン・ゴールドバーグが企画・製作総指揮を務め、ローゲン自身がスタジオ幹部役で主演している。

同作品はコメディシリーズ作品賞のほか、セス・ローゲンが主演男優賞を受賞。監督賞と脚本賞でもローゲンとゴールドバーグが受賞し、脚本部門にはピーター・ハイク、アレックス・グレゴリー、フリーダ・ペレスも名を連ねた。

HBO/HBO Maxの「ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室」は、ピッツバーグの病院救急科を舞台にした医療ドラマで、現実的な医療現場の描写と人間ドラマが高く評価されている。R・スコット・ゲミルが企画、ジョン・ウェルズが製作総指揮を務める。

主人公のマイケル・"ロビー"・ロビナヴィッチ医師を演じるノア・ワイリーは、7度目のノミネートでついにドラマシリーズ主演男優賞を獲得。キャサリン・ラ・ナサもドラマシリーズ助演女優賞を受賞した。

今回の受賞結果は配信プラットフォーム各社の勢力図を明確に示した。HBO/HBO Maxが9部門で最多受賞、Apple TV+が7部門、Netflixが6部門と続き、配信サービスの制作力の高さを改めて証明。Netflix、Apple TV+、HBO/HBO Maxの3社がテレビ業界の新たな主導権を握っていることが鮮明となった授賞式だった。

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