ジブリ美術館の新企画展示は「ぐりとぐら」などの絵本作家・山脇百合子さんの仕事部屋を再現
2025年9月15日 10:00

三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示として、絵本作家の山脇百合子さんを特集する「『山脇百合子の仕事部屋』展」が11月19日から開催される。
山脇さんは、姉の中川李枝子さんとともに、姉妹で「いやいやえん」「ぐりとぐら」などの名作絵本を手がけたことで知られる絵本作家。同館の映像展示室「土星座」では、作・中川さん、絵・山脇(旧姓・大村)さんによる童話「いやいやえん」のなかの1話「くじらとり」や、絵本「たからさがし」をもとにした映画を上映し、スタジオジブリでは、中川さんと山脇さんが手がけた絵本「そらいろのたね」を、1話30秒で全3話という形式で映像化した縁がある。そして、これら3つの作品は、宮﨑駿監督に「どうしてもアニメーションにしてみたい」と思わせた作品でもある。


新企画展示「『山脇百合子の仕事部屋』展」では、山脇さんの仕事部屋を再現。高校生の頃から画業をはじめたという山脇さんの仕事部屋は、彼女の人柄が感じられる物であふれている。作者が紡ぎ出す空想の世界を、山脇さんがどのようにして絵として表現してきたのか――彼女の仕事部屋を通して、その“秘密”にせまっていく。
「いやいやえん」「ぐりとぐら」で絵本作家として世に出た中川さん、山脇さん姉妹は、戦後に停滞していた「子どもの本の世界」に新しい風を吹き込み、この流れはアニメーション業界に新しい風を持ち込んだ、高畑勲監督や宮﨑監督に通じるものがある。そして、山脇さんの子どもへのあふれんばかりの愛情を作品に注ぎ込む姿勢は、スタジオジブリの映画制作に向かう姿勢と重なる部分がある。新企画展示「『山脇百合子の仕事部屋』展」は、高いこころざしを持ちって多くの“贈り物”を届けてきた山脇さんの仕事を、ジブリ美術館ならではの取り組みで伝えていく。
会期:2025年11月19日~27年5月(予定)
場所:三鷹の森ジブリ美術館
25年11月入場分のチケットは、10月10日より、ローソンチケットにて発売される。
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