「デッドプール」テスト映像のリーク犯、ついに判明!
2025年9月11日 10:00

世界的な大ヒット作となった「デッドプール」のテスト映像がリークされた件で、その犯人を主演俳優のライアン・レイノルズがついに明かした。
レイノルズが企画をフォックスに持ち込んだとき、スタジオが乗り気になるまでには時間がかかった。当時キャラクターはそれほど有名ではなく、レイノルズ(主演)、ティム・ミラー、レット・リース、ポール・ワーニック(脚本)のチームが組まれたあと、フォックスは「R指定のスーパーヒーロー映画がどうなるか」を示すテスト映像を制作するよう依頼。完成したのはレイノルズが声を担当したアニメーションの一部で、最終的に映画本編にも登場する、デッドプールが高速道路で走る車に飛び込み、悪党たちを次々に始末するシーンだった。スタジオは前に進む勇気を持てなかった。
2014年7月、テスト映像がネットに出回った。意図的なリークはネット上での会話を巻き起こす狙いだった。その賭けは見事に成功し、映像は瞬く間に拡散。フォックスは翌日にはゴーサインを出したという。
レイノルズは自身がプロデュースしたドキュメンタリー映画「John Candy: I Like Me」を引っ提げ、トロント国際映画祭のQ&Aセッションに登壇。「デッドプール」のテスト映像のリークについて、「ちょっとズルをしたんだけど、人々が興味を持つと認識していたと思う」と自分が行ったことを認め、「その本能に従ったことに感謝しているし、その瞬間に間違ったことをした自分に感謝している」と告白した。
さらに、「あるクソ野郎がネットにリークした。鏡の前で歯を磨きながら自分を見て、『お前、何をしでかしたんだ?これは法的に罰せられるかもしれないぞ!』って思ったよ。でもインターネットがスタジオに『この映画を作る』と言わせた。そして24時間後、映画はゴーサインを得たんだ」と当時を振り返った。
映像をリークした背景として、「デッドプールはマイナーなキャラクターだった」とレイノルズは語った。「みんな彼のことを知らなかった。でも僕は彼が大好きで、夢中になっていた。だって彼は自分がコミック映画の中にいることを分かっていたんだから。それはメタ的で、新しかった。テスト映像は存在していて、これは実現できるという事例研究のようなものだった。だけどスタジオは何もしてくれなかった」と事情を説明した。
レイノルズは何年もの間、このリークの伝説を生かし続け、自身のキャリアを永遠に変えたこの行為の“犯人”探しを冗談にしていた。昨年も「デッドプール&ウルヴァリン」のプロモーションでヒュー・ジャックマンと共に受けたバニティ・フェア誌のポリグラフ・テストで、「いい質問だね」とレイノルズは言い、「パス」と直接の答えを避けていた。
米Wrapは、3本の映画と数十億ドルを稼ぎ、そしてフォックスがディズニーに合併された今、誰もレイノルズを追及しようとはしないだろうと報じている。

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