家族が集まる"最後の"ディナー、奇妙で美しいクリスマス映画「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」11月21日公開
2025年9月11日 12:00

先鋭的でユニークな作品で注目される映画制作コレクティブ「オムネス・フィルムズ」の創設メンバーにして、新進気鋭の映画作家タイラー・タオルミーナ監督の最新作「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」が11月21日から公開される。
2024年のカンヌ国際映画祭監督週間では、「大胆かつ意義ある表現を切り拓くアメリカインディペンデント映画」として、オムニス・フィルムズ作品である「さよならはスローボールで」と本作が2作同時に選出され、世界的に大きな注目を集めた。
伝統的な物語構造を離れ、複数の世代や立場の人物たちが織りなす断片的なエピソードが繰り広げられる。本作の舞台は、4世代にわたるアメリカの家族が集う、もしかすると最後のクリスマス。世代ごとの微妙な関係性や、時の流れが静かに描かれるホリデーコメディと、“聖夜にはなにかが起きる” と期待するティーンエイジャーたちの、大人になる前の一夜を切り取った青春群像。デビッド・リンチやウェス・アンダーソンといった名前とともに語られるアメリカの新たな才能、タオルミーナの魔法のような演出によって見事に溶け合い、現代的でありながら、どこかノスタルジーも感じさせる唯一無二のクリスマス映画だ。

出演はマイケル・セラ、エルシー・フィッシャー、マリア・ディッツィア、ベン・シェンクマン、グレッグ・ターキントン、そして新人マチルダ・フレミング。さらには、映画界レジェンドの血を引く若手マーティン・スコセッシの娘フランチェスカ・スコセッシやスティーブン・スピルバーグの息子ソーヤー・スピルバーグといった個性的な俳優陣と、非俳優が自然に交わり、インテリアや装飾、そしてザ・ロネッツ「Baby, I Love You」をはじめ、40~60年代を代表する往年のポップスやオールディーズの名曲の数々が映画をノスタルジックにクリスマス・イブを彩る。
11月21日からBunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開。また、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下では、同作の公開を記念し、11月7日から11月20日2週間限定で、タイラー・タオルミーナ監督の前2作「ハム・オン・ライ」と「ハッパーズ・コメット」の上映も行われる。
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