ウィル・スミス、パラマウントとファーストルック契約締結
2025年9月6日 16:30

ウィル・スミスがパラマウント・ピクチャーズとファーストルック契約を締結したことが明らかになった。米ハリウッド・レポーターが報じている。
妻ジェイダ・ピンケット・スミスと共同運営する製作会社ウエストブルックを通じた今回の契約は、全観客層向けの大作映画開発に重点を置く。2022年のアカデミー賞授賞式での騒動以降、キャリア再建を目指すスミスにとって重要な転機となりそうだ。
契約内容によると、ウエストブルックはパラマウントと連携し、既存のIP(知的財産)やフランチャイズ展開を重視した劇場映画を開発する。これらのプロジェクトは全てスミス主演作として企画される予定だ。「私たちは全ての観客層に響く、スペクタクルな映画体験を創造したい」とジェイダ・ピンケット・スミスは述べている。
現在、複数のプロジェクトが始動しており、中でも注目されるのがチャック・ホーガンの小説「Devils in Exile」を原作とする「Sugar Bandits(原題)」だ。イラク戦争で心的外傷を負った退役軍人が、生活費を稼ぐため麻薬取引を阻止して利益を得るストーリーで、これまで複数のスタジオで企画が検討されてきた経緯がある。
もう一つの注目作は「Rabbit Hole(原題)」で、「DUNE デューン 砂の惑星」の脚本を手がけたジョン・スパイツが執筆を担当する。詳細は明かされていないが、スパイツの実績から高い期待が寄せられている。
今回の契約は、スカイダンス・コーポレーション傘下となったパラマウントの新体制による積極的拡大戦略の一環だ。デビッド・エリソン会長兼CEOは就任以来、大型契約締結に注力しており、前日には人気ゲーム「Call of Duty」の実写映画化でActivisionと契約を発表したばかり。米総合格闘技UFCの77億ドル規模の放映権獲得や「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のダファー兄弟との複数年契約など、大作コンテンツの確保を急速に進めている。
スミスにとって今回の契約は、2022年3月のアカデミー賞授賞式でクリス・ロックを平手打ちした騒動以降の本格復帰戦略の中核となる。事件後は業界から一時的に距離を置くことになったが、2024年の「バッドボーイズ RIDE OR DIE」でカムバックを実現。同作品は世界的ヒットを記録し、スミスの復活を強く印象付けた。
パラマウントとスミスの関係は今回が初回ではない。スミスは以前、エリソンのスカイダンス・メディアとパラマウントが共同製作したアクション・スリラー「ジェミニマン」に出演しており、両者の信頼関係が今回の契約締結につながったとみられる。
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