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ウィレム・デフォー、ビル・マーレイがモノクロの“天国”に ウェス・アンダーソン「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」場面写真

2025年9月3日 17:00

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モノクロの天国
モノクロの天国
© 2025 TPS Productions, LLC. All Rights Reserved.

第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されたウェス・アンダーソン監督の最新作「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」のウィレム・デフォービル・マーレイが登場する“天国”シーンの場面写真が公開された。

今作は、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、「バービー」(23)でアランを演じたマイケル・セラアカデミー賞ノミネート俳優リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、ウェス作品常連のトム・ハンクススカーレット・ヨハンソンブライアン・クランストンマチュー・アマルリックジェフリー・ライトルパート・フレンドホープ・デイビス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと超豪華キャストが競演し、ウェス・ワールドを盛り上げる。

画像2© 2025 TPS Productions, LLC. All Rights Reserved.

ヨーロッパ屈指の大富豪ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)は、フェニキア全域に及ぶ陸海三つのインフラを整備するという大規模プロジェクト「フェニキア計画」の実現を目指していた。全大陸で最も引く手あまたのディールメーカーで、非情な資本家、実業家、事実上の外交官として、定住所なくして複数のパスポートを持ち、国境にもルールにもほとんど縛られることなく各国を飛び回っている。しかし、冷酷で手段を選ばないやり口から、幾度も暗殺を仕掛けられ、その度に奇跡的に生き延びてきた。そんなザ・ザの生涯をかけた一大プロジェクトのさなか、ライバル企業はもちろん、各国の政府までもがザ・ザの命を狙い始める。

モノクロの天国
モノクロの天国
© 2025 TPS Productions, LLC. All Rights Reserved.

この程公開されたのは、瀕死のザ・ザがトリップする“天国”シーンだ。主人公のザ・ザ・コルダは、6度の暗殺未遂から生き延びた大富豪だ。冒頭からプライベートジェットが襲撃され墜落、奇跡的に生還を果たす。しかし、無傷で助かるのではない。しっかりと瀕死の状態をさまようことになる。瀕死のザ・ザの意識は、なんと、モノクロの“天国”のような世界へトリップしてしまう─。

写真のひとつは燭台と、デフォーが演じる、カツラのようなものをかぶった男性がシンメトリーに配置されたもの。男性の腕にはヤギが抱かれている。このキャラクターを演じるのは、もうひとつは、まっしろな雲の上に鎮座する、たっぷりの髭を蓄えた「神様」を映したカット。見るからに神々しいこのキャラクターは、マーレイが演じている。ほか、“天国”シーンには、ザ・ザが死別した1人目の妻としてシャルロット・ゲンズブールも登場。短いシーンにも関わらず、豪華キャストが続々と現れる。

アンダーソン監督は“天国”シーンで表現する“死”というテーマについて「自分にとってどんどん、すごく身近になっている」と話す。

「私は今56歳ですが、この15年間で失った友人の数は…本当に多い。とにかく多くの友人が亡くなった。彼らは突然、姿を消してしまいました。あの感覚です——“この作品をきっと気に入ってくれただろう”“素晴らしいコメントをくれただろう”“今まさに助言をもらいたい”という相手と、もう二度と会話できないという現実を、何度も突きつけられる。そういう感覚がとても鮮明になってきました。20年前は、たまに誰かが亡くなることはあっても、それほど頻繁ではなかったし、身近な人ではないことも多かった。でも今は本当に多い。それが作品のテーマにも影響していると思います」

度重なる暗殺未遂と“天国”へのトリップを経て変わってゆく父と娘の関係、その終着点はどこになるのか、物語の展開に期待が高まる。

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」は9月19日からTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他全国で公開。

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