もう一度、家族をやり直す4日間 柴咲コウ×オダギリジョー×満島ひかり「兄を持ち運べるサイズに」予告&本ビジュアル
2025年9月2日 08:00

柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかりが共演し、中野量太監督(「湯を沸かすほどの熱い愛」「浅田家!」)が5年ぶりにメガホンをとる「兄を持ち運べるサイズに」の予告編と本ビジュアルがお披露目。映像には「もう一度、家族をやり直す4日間」が切り取られている。
本作は、作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」を映画化するもの。絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる、家族のてんてこまいな4日間の物語を紡ぐ。第30回釜山国際映画祭(9月17日~26日開催)のOPEN CINEMA部門への正式出品が決定し、映画祭のレッドカーペットセレモニーには柴咲が参加する予定だ。
予告編の冒頭で映し出されるのは、母の葬儀中に人目をはばからず泣き、「かぁーちゃん」と叫びながら木魚を叩き続ける兄(オダギリ)。そんな“大嫌いだった兄”を冷ややかな目で見つめる理子(柴咲)。この葬儀のワンシーンだけで、いびつな兄妹の関係が浮き彫りとなっている。
そんな“ダメ兄”の急死をきっかけに集まった妹、元妻・加奈子(満島)、娘・満里奈(青山姫乃)と息子・良一(味元耀大)の4人。兄と息子が暮らしていた散らかり放題の家の掃除をしていくなかで、幼少時代の写真、壊してしまった家族の写真を大切に飾っていた兄に、理子の心は少なからず揺れる。
「身勝手で落ち着きがなく、ひとりでは生きられない人だった」上、多額の借金を作ったことで離婚した兄に、同じように迷惑かけられたはずの加奈子から、「理子ちゃんには、あの人の知らないこところがあるのかなって思っちゃった」と言われ、思わず「じゃ、教えてよ」と言い返すシーンも。理子の「ねぇ兄ちゃん、最後にひとつだけ聞いていい?」、亡くなった兄の「理子はこの先も生きていくんだから、自分で答えを出さないと」という言葉が印象的に響き、映像は締めくくられている。
本ビジュアルは、家族が兄のパネルを持ち運ぶ、タイトルをそのまま表現したような仕上がり。ティザービジュアルでは軽やかな黄色に彩られていた背景が、ある建物から兄を運び出す光景に変わっている。兄の急死をきっかけに、個々が“家族”を見つめ直す4日間の始まりを感じさせる。
「兄を持ち運べるサイズに」は、11月28日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
(C)2025「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
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