R指定ホラー「Weapons」がV4 「ジョーズ」公開50周年記念再上映で2位に【全米映画ランキング】
2025年9月2日 07:00

レイバー・デーの連休である8月第5週の週末3日間(8月29~31日)の北米映画市場では、全体的に興行成績が低迷するなか、公開4週目のホラー「Weapons(原題)」が首位を獲得しました。
「Weapons(原題)」は、ワーナー・ブラザース傘下のニュー・ライン・シネマが手掛けた新作ホラーで、夜に子どもたちが姿を消す小さな町を舞台に、複数の視点から物語が進む群像劇。Netflix映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」に一時的に王座を明け渡したものの、週末興収1021万ドルで首位に返り咲きました。製作費3800万ドルに対し、すでに北米興収1億3460万ドル、世界興行収入2億5000万ドルを記録しています。
2位は、公開50周年を記念して再上映された1975年製作の「ジョーズ」。3200の劇場で上映され、週末だけで興収810万ドルを稼ぎました。これは、大手スタジオの新作であるソニーの犯罪コメディ「Caught Stealing(原題)」、サーチライト・ピクチャーズの結婚風刺映画「ローズ家 崖っぷちの夫婦」を上回る数字となっています。
その「Caught Stealing(原題)」は、週末興行収入782万5000ドルで3位にランクイン。オースティン・バトラー主演で、ニューヨークのバーテンダーが隣人の猫の世話をすることに同意したことで、ギャングの標的にされてしまうという物語。4000万ドルの製作費が投じられていることから、初週としてはまずまずの滑り出しと言えますが、フランチャイズ・エンターテインメント・リサーチのアナリスト、デビッド・A・グロス氏は「犯罪スリラー作品はたくさんあり、夏のイベント映画のラインナップの後に売り上げを伸ばすのは容易ではない」と分析しています。
一方、「ローズ家 崖っぷちの夫婦」は週末興行収入635万ドルで5位となりました。1989年製作の名作「ローズ家の戦争」を、オリビア・コールマンとベネディクト・カンバーバッチの主演でリメイクしたブラックコメディで、日本では10月24日に公開されます。
米メディア調査会社Comscore調べのデータによると、この夏の北米興行収入は2024年比0.2%減、23年比10.2%減の36億7000万ドルで終了。人気作の続編やスピンオフ、スーパーヒーロー映画が興行収入を40億ドルまで押し上げると期待していた映画業界にとっては、残念なニュースとなりました。
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