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「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」ワールドプレミア開催! “本人登場”で観客熱狂&激賞レビューが続々

2025年9月2日 15:00

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第52回テルライド映画祭オープニング作品として世界初披露
第52回テルライド映画祭オープニング作品として世界初披露
(C)2025 20th Century Studios

20世紀を代表する“ロック・アイコン”ブルース・スプリングスティーンの若き日を描く音楽ドラマ「スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」が8月29日(現地時間)、第52回テルライド映画祭でオープニング作品として世界初披露された。

テルライド映画祭は、ロッキー山脈の標高2400メートルの位置にあるテルライドで行われている。レッドカーペットや賞、タキシードで正装することもなく、純粋に映画を上映し続け半世紀を超える歴史を有する。09年以降、テルライド映画祭を経由せずにアカデミー賞作品賞を獲得した作品は僅か5本だけという目利きたちが集う映画祭としても知られている。

同映画祭には、スコット・クーパー監督、主演のジェレミー・アレン・ホワイトジェレミー・ストロングのほか、マネージャーのジョン・ランダウ(本人)、そしてブルース・スプリングスティーン(本人)が駆けつけた。舞台に立ったクーパー監督は、「このフェスティバルはとても温かく支えてくれて、レッドカーペットのような華やかさとはまったく違います。暗闇の中、多くの人と一緒に座りながら、みんなで物語に心を奪われるひとときを過ごしています。」と観客に挨拶。

続けて、「私にとって、この場所はまるで故郷に帰ったような気持ちになります。この映画を初めて披露するのにテルライド以上の場所はありません。この週末に上映されるすべての映画を支えてくださったことに感謝します」とし、映画祭関係者と20世紀スタジオのサポートメンバーへの謝辞を述べた。そして「(原作者の)ウォーレン・ゼインズにも感謝したい。彼は『Deliver Me from Nowhere』という本の著者です。ウォーレンは私を導き、ブルースに紹介してくれました。彼がいなければ今日ここにいることはできなかったでしょう」と続けた。

やがて「ブルース・スプリングスティーンを演じる俳優を考えたとき、これはどんな俳優にとってもとても難しい挑戦だと思いました。私たち全員が知っているあのブルースを、ただの物まねではなく、強さ・本物の存在感、生命力、そして同時に脆さを表現できる人を探しました。何より必要だったのは、謙虚さ、自信に満ちた格好良さです」とスプリングスティーンを演じたジェレミー・アレン・ホワイトを紹介したクーパー監督。マネージャーのジョン・ランダウを体現したストロングには、「次に紹介するゲストとは長い付き合いです」と前置きしつつ、こう語った。

「彼は私の映画『ブラック・スキャンダル』にも出演してくれました。彼は一流の俳優で、『メディア王 華麗なる一族』のケンダル・ロイ役や、冷徹なロイ・コーンを演じた(『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』)のを皆さんもご存知でしょう。しかし私の知っているジェレミー・ストロングは、計算高く冷たい人物ではありません。彼はブルースの長年のマネージャー、ジョン・ランダウを演じています。ジョンの知性、誠実さ、強さ、そしてウィットを見事に表現してくれました。素晴らしい俳優、ジェレミー・ストロングを歓迎してください」

2人のキャストを紹介した後、「映画の核心である2人の人物に移ります」と語りかけたクーパー監督。「ブルース・スプリングスティーンを語るなら、ジョン・ランダウを語らずにはいられません。彼はマネージャーであるだけでなく、親友であり、相談相手であり、時には父親のような存在であり、セラピストのようでもありました。ロックの歴史において、この二人の関係は唯一無二です。映画の中心には彼らの関係という愛の物語があります。私たちも皆、人生にジョン・ランダウのような存在がいたらどれほど幸せでしょう」と敬意を込めて紹介。

そして舞台挨拶の結びでは、「そして、ブルース。私たち全員がここにいるのは彼のおかげです。『ヒーローには会うな、失望するから』と言われますが、ブルース・スプリングスティーンは私の期待をすべての場面で遥かに超えてくれました」と話しつつ、クーパー監督は次のように続けた。

「撮影最終週、難しいシーンを撮影しているときに、私の家が山火事で焼け落ちたという知らせを受けました。妻ジョスリンと娘のエイヴァとステラをホテルに避難させたのですが、ブルースは『ホテルじゃなくて、ロサンゼルスの私の家に滞在すればいい』と言ってくれました。私たちは彼の家で暮らし、生活を立て直すことができました。それがブルース・スプリングスティーンという人です。謙虚で、寛大で、常に支えてくれる」

スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が完成したことにについては「この映画は私の人生で最も深く、最も大きな創作体験でした。私は変わり、ブルースと私は火をくぐり抜けて永遠に結ばれました。彼を家族のように愛しています」と、クーパー監督から心からの感謝と敬意を捧げられたスプリングスティーンが登場。「さて、そろそろ俺の番かな?」とジョークを飛ばすと場内には割れんばかりの歓声が巻き起こった。

画像2(C)2025 20th Century Studios

世界初上映を経て、全米の有力メディアから賞賛の声が発信されている。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、驚異の100%というハイスコアをマークしている。(9月2日現在)。以下、各メディアのレビュー。

「アーティストの魂を探求する、知的で緻密なテンポの旅路を描いた傑作」「ホワイトは真似をすることなく、彼の本質を捉えている。しかし、その変貌ぶりはまさに驚異的だ」「「エミー賞に複数ノミネートされた『アドレセンス』でキャリア最大の成功を収めているグレアムは、父親役としてこれ以上ないほどの演技を見せている」(Deadline)
「ホワイトのしょんぼりとしたカリスマ性はまさに完璧だ」「スプリングスティーンのファンにとっては、道中、満足感を得られるエピソードが数多くある」「だからこそ、この映画は他に類を見ないほど感動的で、満足感に溢れたロックンロール映画となっている」(THE WRAP)
「この作品は、ありきたりな伝記映画ではない」「ジェレミー・アレン・ホワイトは、スプリングスティーンのトレードマークだった、着古したデニムとノースリーブのTシャツを軽やかに着こなしている」(Variety)
「まるで目に見えない蛇が気管に巻き付いているかのように首をかしげ、肩をすくめたホワイトは、模倣よりもむしろ喚起に重きを置いている。そして、自らを偽者のように見せることで、言葉では言い表せないほど説得力のあるスプリングスティーンを作り上げている。ボスのペルソナは長らく、自由と重荷を同時に表現する能力に頼ってきたが、『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、ブルースがその二つを両立させる術を学ぶ前の姿を私たちに紹介する。だからこそ、ホワイトは、常に嘘をつかれたと感じている男の誠実さをもって、彼を演じるのだ」(Indiewire)

スプリングスティーン 孤独のハイウェイ」は、11月14日から全国公開。

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