「赤い風船」「白い馬」伝説の“映像詩人”代表作が4Kリマスター版で2本立て公開
2025年8月29日 09:00

“映像詩人”と謳われながら48歳という若さで死去したフランスの伝説的映画作家アルベール・ラモリスが手がけ、第29回アカデミー賞脚本賞をはじめ、第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞及び1956年度ルイ・デリュック賞受賞した「赤い風船」、第6回カンヌ国際映画祭短篇グランプリ、1953年度ジャン・ヴィゴ賞受賞の「白い馬」が、4Kデジタル修復されたリマスター版「赤い風船 4K」「白い馬 4K」として11月14日から2本立てで公開される。
「赤い風船 4K」はパリの街を漂う不思議な赤い風船と出会った少年(パスカル・ラモリス)の物語。ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。だが風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていた――。「白い馬 4K」の舞台は南仏カマルグ地方。牧童たちに囚われた“白いたてがみ”を持つ美しい馬に魅せられた漁師の少年フォルコ(アラン・エムリー)は、ひそかに近づき、その手綱を握る。やがて少年と白い馬の間に芽生える絆が、静かに物語を導いていく。いずれの作品も、シンプルな物語と詩的で美しい映像の中に友情と自由、ユーモラスな優しさや遊び心が溢れている。
特に「赤い風船」においては、アンドレイ・タルコフスキー、キャメロン・クロウ、ホウ・シャオシェン、ウェス・アンダーソン、デイミアン・チャゼルなどの名監督たちが、本作品からの影響を受け映画を製作・オマージュを捧げていることが知られており、円谷英二、手塚治虫、黒澤明、フランソワ・トリュフォー、ミランダ・ジュライ、ミシェル・ゴンドリーなど錚々たる監督や漫画家、アーティストらが本作をベスト作品のひとつとして挙げているなど、今なお多くのクリエイターたちの心を捉えて離さない唯一無二の作品でもある。

なお、今回の4Kデジタル修復化には「赤い風船」では主人公の少年、「白い馬」では主人公の弟役を演じたパスカル・ラモリスも参加。アルベール監督に常に同行、彼の撮影した映像を最初に目にした一人でもあるパスカルは、公開当時のオリジナルのフィルム映像に可能な限り近づけ、父アルベールの意図を忠実に現代に甦らせるため4Kデジタル修復に尽力した。
「上映会にもしばしば同行していたため、フレーム、構図、色彩、ショットの質など、父が自らに課した要求をよく理解しています。銀塩映像の解像度は7K(デジタル時代以前の映画の標準)でしたが、オリジナル作品に可能な限り近づけるためには、4K UHDの解像度が不可欠でした。これが、私たちが修復作業を通して一貫して取り組んできた課題です。つまり、当初の意図を忠実に復元することです」「4Kは、映画の細部までかつてないほど深く再現します。色彩のニュアンスが増し、映像はより鮮明に」とコメントを寄せている。
2025年、初公開から70年の時を超えた今だからこそ実現した4Kデジタル修復技術により、細部まで深く再現され、鮮明な美しさでスクリーンにふたたび甦る。「赤い風船 4K」「白い馬 4K」11月14日からシネマート新宿ほかにて2本立て全国順次公開。
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