赤い風船

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赤い風船

解説

フランスのアルベール・ラモリス監督が56年に発表し、カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた名作ファンタジー。街灯に赤い風船が引っ掛かっているのを見つけた少年パスカルは、そこから風船を取って大切に扱いはじめる。やがて風船はパスカルの行く先々に勝手についてくるようになるが、いたずらっ子たちの標的にされてしまい……。シンプルなストーリーとセリフによって描かれる詩情豊かな世界。2008年、「白い馬」(1952年/40分)と本作のデジタルリマスター版がリバイバル公開。

1956年製作/35分/フランス
原題:Le Ballon Rouge
配給:カフェグルーヴ、クレストインターナショナル
日本初公開:1956年8月24日

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映画レビュー

4.5伝説の映画🎈

2022年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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LaLa

4.5風船は希望?

2020年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

パスカルの目の動きがいい。笑いながらみていたが、セリフがないので、スクリーンをみて理解しなければならないのが、かえってよかった。私は海外の映画を数多くみるが、字幕に囚われて、素晴らしい景色や人の目の動きを見逃してしまっている。同じ映画を二度続けて見るときもあるが、字幕の理解が気になって十分に雰囲気をあじわえないことがある。でも、この映画は全く違った。

1956年のフランス映画だと。第2時大戦後の映画なんだなあ。果たして赤い風船は何を意味しているんだろう?青い風船は?風船の意味は? なぜ、風船の色が鮮明で、町や学校は褐色で、カラフルではないんだろう。なぜ監督はこの映画を作ったんだろう。パスカルと風船の映画を。

風船は希望?パスカルはユダヤ人の少年の例え?少年が街を歩くときは彼がユダヤ人だと外見だけでわからないから、優しく微笑みかける。でも、学校や悪ガキの間ではいじめられる?でも、最後に、風船に乗って、いじめのない世界にいける。それが、唯一の希望で、反戦映画?
監督の意味することは実はよくわからない。時代背景が必要になるが、戦後フランスはナチスの脅威の名残?

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Socialjustice

4.5子供のときの夢が”映画の夢”になった

2020年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「素晴らしい風船旅行」「フィフィ大空をゆく」「白い馬」と作品数は少ないアルベール・ラモリス監督の代表作にして、映像詩の最も魅力的な作品。少年と風船の友情を、現実のパリの街並みを舞台にする、高度な撮影技術で創造した本物のファンタジー。美しいパリの風景が絵画の様に、どのショットにも収められている。自然な動きをする風船は、まるで生命を持った存在感で少年に寄り添う。ラストは、ラモリス監督の願いが込められた結末であり、唯一無二の世界観を見せてくれます。主題と表現が美しく細やかに溶け合う完成度の高さに感動しかない。

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Gustav

3.53.5

2017年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

風船と少年の友情が素敵すぎる。

無垢なストーリーが、しみる。

あの風船は左右から引っ張るか、重たい気体を入れて上から吊るすか、下から引っ張るか、いろいろ考えたけど不思議。

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onaka