「劇場版　時をかける愛」運命の出会いをとらえた本編映像公開　「LAST DANCE」の歌が再び2人を巡り合わせる

2025年8月28日 11:00

台湾発の大ヒットドラマシリーズの続編として映画化された「劇場版時をかける愛」の本編映像と新たな場面写真4点が公開された。映像には、主人公の黄雨萱（ホァン・ユーシュエン／演：アリス・クー）と、李子維（リー・ズーウェイ／演：シュー・グァンハン）が、運命の出会いを果たすシーンが収められている。

テレビドラマ「時をかける愛」は、台湾テレビ視聴率No.1を記録し、「台湾版エミー賞」と呼ばれる第55回金鐘奨で作品賞、主演女優賞、脚本賞、革新的作品賞の4冠に輝いた大ヒット作。時空を超えた恋愛ミステリーの傑作ドラマとして、その人気はアジアを席巻し、韓国ではアン・ヒョソプ、チョン・ヨビンの共演でリメイク版ドラマ「いつかの君に」が制作された。

ドラマの続編として映画化された本作は、台湾で2023年国内映画年間興行成績2位を記録。中国では興行成績70億円突破し、韓国でも公開1カ月で32万人を動員するなどアジア各国で大ヒットとなった。映画ではドラマの伏線を拾いつつ、新たな時系列で更なる深い謎に誘う、切なく愛おしい、時空を超えた恋が描かれる。

主演を務めたのは、ドラマ版で大ブレイクし台湾では“国民的彼氏”と呼ばれるシュー・グァンハン（グレッグ・ハン）と、ドラマ版で2度目の金鐘賞主演女優賞受賞に輝いた台湾トップ女優のアリス・クー。グァンハンは、藤井道人監督が手がけた日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」（24）でも清原果耶とともに主演を務め、注目された。

2009年、台北。17歳の黄雨萱（ホァン・ユーシュエン／演：アリス・クー）とコーヒー店で出会った28歳の李子維（リー・ズーウェイ演：シュー・グァンハン）。初めて会ったのに、まるで何年も前から知り合いだったかのような感じがした2人は、やがて交際を始める。しかし、2014年に李子維がビルから転落死してしまい、大きなショックを受けた黄雨萱は、心の整理をつけるため上海へ赴任することに。3年後のある朝、黄雨萱が出勤すると、オフィスに差出人不明の小包が届く。その中には、「LAST DANCE」のカセットテープとウォークマンが入っており、そのテープを再生すると、黄雨萱は転落事故が起きる3日前の台北にタイムスリップして、しかも自分とまったく同じ顔をした、李子維の幼馴染である陳韻如（チェン・ユンルー／演：アリス・クー）という女性になっていた。

映像に収められているのは、運命に導かれるように主人公2人が出会う場面。台北に暮らす黄雨萱はタピオカ屋でバイト中、聴き覚えのある歌を耳にする。それは、伍佰（ウーバイ）が歌う「LAST DANCE」で、黄雨萱はこの曲をたびたび夢のなかで聴いていた。しかも、その夢にはいつも同じ男性が現れるのだった。すると、店に夢に現れる男性にそっくりな風貌をした李子維が現れる。彼は、黄雨萱に店内に流れる歌の曲名を尋ねるのだった。ドラマで2人を結びつけた「LAST DANCE」の歌が、再び2人を巡り合わせる様子が描かれる。