「8番出口」が第30回釜山国際映画祭へ 二宮和也、俳優の魅力に迫るプログラムに日本人として初参加
2025年8月26日 16:00

川村元気監督が二宮和也を主演に迎えて大ヒットゲームを実写映画化した「8番出口」が、第30回釜山国際映画祭(現地時間9月17日~9月26日開催)のミッドナイト・パッション部門に出品されることが決定した。
本作は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたった1人で制作し、全世界累計170万ダウンロードを突破した大ヒットゲーム「8番出口」を実写映画化したもの。地下鉄の駅を舞台に、無限にループする地下通路に閉じ込められたプレイヤーが様々な“異変”に恐怖しながら「8番出口」を目指す姿を描く。二宮のほか、小松菜奈、河内大和が出演する。
今年のカンヌ国際映画祭の「ミッドナイト・スクリーニング」部門に正式招待され、上映後には満員の2300人から大歓声のスタンディングオベーションが送られた。本作は、第50回トロント国際映画祭(現地時間9月4日~)、第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭(現地時間10月9日~)への出品のほか、既にアジア、ヨーロッパなど100以上の国と地域での上映が決定している。
ミッドナイト・パッション部門は、スリラー、ホラー、アクション、ダークファンタジーなど、ジャンルの垣根を超え、挑戦する作品をラインナップしオールナイトで上映する。オープニングイベントでは、川村元気監督とともに、“歩く男(おじさん)”に扮した河内大和がレッドカーペットを歩く。また、期間中に行われる上映イベントには、二宮も駆けつけ、河内、川村監督と舞台挨拶の開催も決定している。
さらに、韓国を代表する俳優陣が出演してきた毎年完売必至の人気プログラム「アクターズハウス」に二宮が日本人俳優として初登壇する。「アクターズハウス」は、演技力だけでなく、スクリーン内外で際立つスター性を放ち、高い評価を得ている俳優にスポットをあて、俳優自身の魅力に迫るトークプログラムだ。過去には、「ミナリ」で、韓国人初のアカデミー賞助演女優賞を受賞したユン・ヨジョン、「新感染半島 ファイナル・ステージ」や是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」に出演したカン・ドンウォン、「太陽の末裔 Love Under The Sun」、「ヴィンチェンツォ」など話題作への出演が続くソン・ジュンギなどが登壇した。
映画祭主催者は、二宮の選出理由として「20年以上にわたりマルチ・エンターテイナーの第一線で活躍され、日本の大衆文化や映画界に深い足跡を残してこられた二宮和也さんは、まさにその招待にふさわしい存在であり、「これ以上に素晴らしいゲストはいない」と思いました。キラキラと輝くアイドルスター“ニノ”さんを長年応援してきたファンの皆さまにとっても、また、その清いお顔から恐るべき演技者のまなざしを見つけ出した観客にとっても、今年の「Actors’ House(アクターズハウス)」は特別な意味を持つ機会となることを、心から期待しています」とコメントを寄せています。果たして、二宮は韓国の地で、自身の歩みをどのように振り返るのか期待が高まる。
「8番出口」は、8月29日公開。
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