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「市子」戸田彬弘監督によるオリジナル最新作「爽子の衝動」公開決定、吉田恵輔監督らが推薦コメント

2025年8月26日 15:00

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メインビジュアル
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(C)「爽子の衝動」製作委員会

第47回日本アカデミー賞優秀主演女優賞(杉咲花)を受賞した「市子」の戸田彬弘監督によるオリジナル最新作「爽子の衝動」が、10月10日から新宿シネマカリテにて順次公開されることが決定した。

爽子の衝動」は、第28回釜山国際映画祭コンペティション部門にも選出された「市子」などを制作したチーズfilmと、ドラマ「101回目のプロポーズ」や「プライド」などの脚本家である野島伸司が総合監修を務めるポーラスターアカデミーがタッグを組み、これからの期待の俳優を主人公に映画を制作するプロジェクトB.A.P(Boost Actor Project)の第一弾。拡がる日本の生活保護問題をテーマに、平和という仮面の下に隠された確かな日本の黒い問題と、絶望的な環境での生活を強いられる若者に焦点を当てた作品。

主演の園田爽子役にはチーズfilmの古澤メイが抜擢され、キーパーソンとなる桐谷さと役にはポーラスターの小川黎がオーディションで役を射止めた。脇を固める共演キャストには、各映画祭で“俳優賞受賞経験者”が集合。爽子の父役に「マイマザーズアイズ」の間瀬英正。訪問介護士でさとの上司役には「」の黒沢あすか。ケースワーカーの遠藤役を「由宇子の天秤」の梅田誠弘が演じる。

公開決定に伴い、映画監督、小説家、評論家、俳優と多彩な分野の著名人5人から熱い推薦コメントが寄せられた。吉田恵輔監督は「制度や運命では片付けられない現実を直視させ、考えるきっかけをくれる」と評し、小説家の染井為人氏は「戸田彬弘は、観る者ひとりひとりに容赦のない問いを突きつけてくる。その問いは、優しさの形をしているだけになおさら深く胸に刺さる」と語る。

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さらに、大阪アジアン映画祭プログラミング・ディレクターで映画評論家の暉峻創三氏は、同映画祭での上映を経た本作について「“市子”にも負けず劣らず凄絶な人間の生き様を、ストイックに、野心的に、鋭利に切り取った結果が、図らずも45分という短編のサイズに濃縮された」と高く評価。同じく映画評論家の伊藤さとり氏は「本作はフィクションでありながら現実の断片を集めて作られた真実の叫びだった。これを知ってしまった以上、私達に一体、何が出来るのか。それが一番、重要なことだ」とコメント。そして、女優の花瀬琴音は「彼女を取り巻く環境や理不尽な世相を的確に映し出し、強く訴えかける本作のあり方に、映画人として深い誇りと敬意を感じます」と述べている。

メインビジュアルは、“父とふたり、どこへも行けない―”と親子が抱える閉塞感を示唆するコピーと共に、古澤演じる主人公・爽子の憂いに満ちた表情を逆さまに見せたインパクトの強い仕上がりとなった。予告映像(https://youtu.be/OuQtdcwYpn4)には、暉峻氏の「今、社会の闇に埋もれて、人々の普段の生活からは見えにくくなっている人間たちを描かせて、戸田彬弘の右に出る者はいない」という言葉と共に静かに始まり、障がい者の父を献身的に介護する爽子の姿や、ケースワーカーの「今の時代、みんな介護しながら働いてんの」と冷たく遇らう状況など、爽子の過酷な背景が紡がれている。

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