柴咲コウ主演、中野量太監督「兄を持ち運べるサイズに」第30回釜山国際映画祭OPEN CINEMA部門出品
2025年8月26日 12:00

柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかりが共演し、中野量太監督が5年ぶりにメガホンをとる「兄を持ち運べるサイズに」が、第30回釜山国際映画祭のOPEN CINEMA部門に出品される。
作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」を映画化し、絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる、家族のてんてこまいな4日間の物語を紡ぐ。主人公・理子のもとにある日突然、警察から電話がかかってくる。それは、何年も会っていない兄が死んだという知らせだった。発見したのは、兄と住んでいた息子・良一だという。「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」――東北へと向かった理子は、警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘・満里奈と再会する。
自分勝手な兄に、幼い頃から振り回されてきた理子を柴咲、兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子役を満島、家族を振り回す原因となる兄をオダギリが演じる。
OPEN CINEMA部門では、人気・芸術性に富んだ新作や国際的に評価された作品が選出され、メイン会場である釜山シネマセンターの野外スクリーンで上映されるのが特徴だ。釜山国際映画祭選出の一報に、中野量太監督は「映画『兄を持ち運べるサイズに』は、明日、誰の家族にも起こり得る話です。世界中の家族に、観て感じて考えて、最後は優しい気持ちになって欲しい。そんな思いを込めて作り上げました。韓国の観客の皆さんの反応がとても楽しみです」と喜びを語っている。
映画祭には、主演の柴咲コウが参加予定。柴咲は「映画『兄を持ち運べるサイズに』が釜山国際映画祭で上映されるということでとても楽しみにしています。この映画が国を越えて皆さんの心の拠り所になれば嬉しいです」とコメントを寄せている。
9月17日~9月26日まで開催される第30回釜山国際映画祭は、俳優イ・ビョンホンが開会式の司会を、閉会式の司会を、俳優スヒョン(クローディア・キム)が務める。11月28日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
(C)2025「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
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