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「Peter Barakan's Music Film Festival 2025」9月12日から開催 日本初公開作6本、「名もなき者」「Eno」など話題作も

2025年8月22日 08:00

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今年で5回目を迎える
今年で5回目を迎える

ブロードキャスターのピーター・バラカンが選ぶ音楽映画フェスティバル「Peter Barakan's Music Film Festival 2025」が、9月12日から20日まで角川シネマ有楽町で開催される。

今年で5回目の開催となり、注目作は映画祭で上映権利を取得し日本初公開となる6作品だ。社会派シンガー・ソングライター、ジャニス・イアンが活動を振り返るドキュメンタリー「ジャニス・イアン 沈黙を破る」、今年78歳で死去したマリアンヌ・フェイスフルについてのドキュメンタリー「マリアンヌ・フェイスフル 波乱を越えて」、ステイプル・シンガーズのリード・ボーカル、メイヴィス・ステイプルズについてのドキュメンタリー「メイヴィス・ステイプルズ ゴスペル・ソウルの女王」、レス・ブランク監督作で、ルイジアナ州南西部を中心に活動した「ザイデコの帝王」とクリフトン・シュニアについてのドキュメンタリー「ルイジアナピリ辛 クリフトン・シュニアの世界」、フラコ・ヒメネスの秀でた演奏を筆頭にアコーディオン演奏者たちの姿をとらえた「テックス・メックス アコーディオン天国」、ニュー・オーリンズの偉大なピアニストを追う「ジェイムズ・ブッカー ニュー・オーリンズのピアノ王子」。いずれも日本初の劇場公開となる。

画像2(C)2024 Searchlight Pictures.

また、本映画祭では初上映となる「ピアノフォルテ」、「ハーダー・ゼイ・カム」、「ホット・スポット」、「小さな心に祝福を」、「名もなき者 A Complete Unknown」、「Eno」、「ロックの礎を築いた男 レッド・ベリー ビートルズとボブ・ディランの原点」、「NOハンブルグNOビートルズ」、「ヒプノシス レコードジャケットの美学」、「ブラッド・スウェット&ティアーズに何が起こったのか?」、「ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ――ジャズが生まれる瞬間――」、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」、「チョーミン楽団が行く!」、「ONCE ダブリンの街角で」、「ボサノヴァ 撃たれたピアニスト」の上映も決定。加えて昨年好評だった「七転八起の歌手 バーバラ・デイン」、「ボビー・チャールズ 極楽の歌」もアンコール上映される。上映スケジュールは公式HP(https://pbmff.jp)で発表される。

ピーター・バラカンコメント
イスの上にも五年…じゃなかったっけ?
もう5年目の音楽映画祭です。依然としてかなりの勢いで話題作、注目作、渋いけど面白い佳作など、このフェスティヴァルで皆さんと共有したい映画が沢山あります。
毎年PBMFFで日本初公開の映画も紹介しています。しかし、この頃の物価の上昇ぶりと円安には悩まされていて、今年はクラウドファンディングで皆さんのお力をお貸しいただくことになりました。お陰さまで目標金額を超えることができ、心から感謝しています。
魅力的なライン・アップになったと自負しています(ちょっと欲張りすぎたかも…)。
今回はそれぞれタイプが違う3人の女性シンガー、ジャニス・イアンマリアンヌ・フェイスフル、メイヴィス・ステイプルズの優れたドキュメンタリー、そしてルイジアナとテクサスの名人たちに関する作品、ぜひぜひ見ていただきたいです。
すでに公開済みの映画でも、しばらく劇場で見る機会がなかった「ハーダー・ゼイ・カム」、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」、「ホット・スポット」もあり、毎回異なった内容になるという「Eno」は必見です。
これまでのPBMFFでも上映してきた作品のアンコールもありますが、この機会を見逃さないよう、よろしくお願いいたします。有楽町でお待ちしています!
▼日本初上映作品&ピーター・バラカンによる作品紹介
画像3© Wild Rose Pictures
■「ジャニス・イアン 沈黙を破る」Janis Ian:Breaking Silence
2024年/114分/アメリカ
監督:ヴァルダ・バー・カー 出演:ジャニス・イアンジョーン・バエズアーロ・ガスリーリリー・トムリン
1975年の「At Seventeen」というヒット曲で知られる社会派シンガー・ソングライター、ジャニス・イアンが今も続く活動を振り返るドキュメンタリー。あの曲で淡々と語られる仲間はずれの女子高生の心の痛みは、50年後のSNSの時代で社会問題化している様子を思わせます。タイトルは彼女がカミング・アウトしたことを指します。
画像4© ARTE France – Cinétévé – Babylon Irie – NTR • 2017
■「マリアンヌ・フェイスフル 波乱を越えて」Faithfull
2017年/61分/フランス
監督:サンドリーヌ・ボネール 出演:マリアンヌ・フェイスフル、アンドルー・ルーグ・オールダム、ミック・ジャガー
今年78歳で亡くなったマリアンヌは60年代にアイドルのような感じでデビュー、ミック・ジャガーとの恋愛を経て一度ドラッグにおぼれ、70年代末に別人のような復帰で喝采を浴びました。サンドリーヌ・ボネール監督に心の内を率直に語る彼女の話から、時代と共に変わる女性像も浮かび上がります。
画像5© Film First
■「メイヴィス・ステイプルズ ゴスペル・ソウルの女王」 Mavis!
2015年/ 81分/アメリカ
監督:ジェシカ・エドワーズ 出演:メイヴィス・ステイプルズ、ジェフ・トゥウィーディ、ボニー・レイト、ボブ・ディラン
86歳でまだ現役のメイヴィスは70年以上の芸歴を誇る世界の人間国宝のような人です。若きボブ・ディランにプロポーズされ、ステイプル・シンガーズのリード・ヴォーカルとして「リスペクト・ユアセルフ」などのメッセージ・ソウルの名曲をヒットさせた後、ソロ活動でも常に心に響く歌を歌い続けています。
画像6© 1973 Les Blank, Flower Films
■「ルイジアナピリ辛 クリフトン・シュニアの世界」Hot Pepper
1973年/54分/アメリカ
監督:レス・ブランク 出演:クリフトン・シュニア、クリーブランド・シュニア、ロバート・セイント・ジュリアン
この1973年の作品でレス・ブランクが描いているのはルイジアナ州南西部を中心に活動した「ザイデコの帝王」クリフトン・シュニア。今年で生誕100年の彼がアコーディオンを弾いて繰り広げたフランス語によるブルーズのようなゴキゲンなダンス・ミュージックは残暑を吹き飛ばす無敵のものです。
画像7©2013 Bayou Maharajah LLC ©Anton Corbijn
■「テックス・メックス アコーディオン天国」 Chulas Fronteras
1976年/59分/アメリカ
監督:レス・ブランク 出演:フラコ・ヒメネス、ロス・アレグレス・デ・テラン、リディア・メンドーサ
先日亡くなったフラコ・ヒメネスの死ぬほどカッコいい演奏を筆頭に、ノルテニョとかコンフントとも呼ばれる、アコーディオンをリード楽器にしたメクシコ系テクサスのダンス音楽はアメリカ南西部の大事な文化遺産です。その主要な演奏者たちの姿をとらえた貴重なドキュメンタリー、こちらもレス・ブランク、1976年の作品。
画像8©2013 Bayou Maharajah LLC ©Anton Corbijn
■「ジェイムズ・ブッカー ニュー・オーリンズのピアノ王子」 Bayou Maharajah
2013年/98分/アメリカ
監督:リリー・キーバー 出演:ジェイムズ・ブッカー、ジョー・ボイドドクター・ジョンアラン・トゥーサント
偉大なピアニストの多いニュー・オーリンズでは全員が最高峰と仰いだジェイムズ・ブッカー。ブルーズやジャズのみならず、クラシックまでマスターした彼は天才にありがちなエクセントリックなところもあり、麻薬中毒などの問題もありました。その唯一無二の才能を紹介したドキュメンタリーです。
【映画祭詳細】
Peter Barakanʼs Music Film Festival 2025 (全て英語表記でお願いします)
日時: 2025年9月12日(金) ― 9月25日(木)
会場: 角川シネマ有楽町(ビックカメラ有楽町店 8 階)
料金:一般/2,000円 シニア(60歳以上)/1,300円 大学生/1,500円
水曜サービスデー・日曜最終回/1,300円
TCGメンバーズカード会員割引/【土・日・月・金曜】1,400円【火・木曜】1,200円 他、各種割引あり
Eno」は特別料金2,500円均一

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