マシュー・ペリーさん薬物死事件、「ケタミン・クイーン」が有罪へ
2025年8月19日 19:00

人気ドラマ「フレンズ」で知られる俳優マシュー・ペリーさんの薬物過剰摂取死事件で、「ケタミン・クイーン」の異名をもつジャスビーン・サンガが有罪答弁に合意したことが明らかになったと、米バラエティが報じている。
サンガは、ケタミンを配布して死亡を引き起こした罪や薬物関連施設の維持など5つの罪状で有罪を認める予定で、量刑では最低11年の実刑が言い渡される見通しだ。量刑公判は今後数カ月以内に開かれる予定である。
サンガは、ペリーさんの死に関連して起訴された5人の被告のうち、有罪を認める最後の1人となった。ペリーさんは2023年10月、自宅で死亡しているのが発見された。
ケタミンは本来、手術時の全身麻酔薬として医療現場で使用される薬物だが、近年はうつ病や慢性疼痛の治療薬としても注目されている。しかし、医師の管理下を離れて違法に使用された場合、呼吸抑制や意識障害を引き起こし、死に至る危険性が高い薬物でもある。
検察によると、サンガとエリック・フレミングは、ペリーさんの死の直前に助手のケネス・イワマサに51本のケタミンを供給した。その後、イワマサがペリーさんに注射し、これが死因となったとされている。
ペリーさんの死が報じられた後、サンガは証拠隠滅を図り、フレミングに「私たちのメッセージをすべて削除して」と指示したとされる。
サンガは24年8月から連邦当局の拘留下にあり、当初は9月23日にロサンゼルスで裁判が行われる予定だった。
事件に関与した他の被告のうち、ペリーさんの主治医サルバドール・プラセンシアは6月に、ペリーさんにケタミンを供給した罪で有罪を認めている。ただし、致命的な投与量については関与を否定。その他の3人の被告、エリック・フレミング、ケネス・イワマサ、マーク・チャベスも、ケタミン供給の共謀罪で有罪を認めている。
連邦当局は24年3月にサンガのノースハリウッドの自宅を家宅捜索し、79本の液体ケタミンを発見した。また、MDMA錠剤、偽造ザナックス錠剤、金の紙幣計数機などの薬物関連器具も押収されたという。
有罪を認める一環として、サンガは19年8月にコーディー・マクローリー(当時33歳)にもケタミンを供給したことを認めた。マクローリーは数時間後に過剰摂取で死亡している。
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