実写「ヒックとドラゴン」、名優ニック・フロスト演じるゲップとヒックの父子のような掛け合いを捉えた本編映像【コメントあり】
2025年8月15日 09:00

ドリームワークス・アニメーションの人気アニメ映画を実写化する「ヒックとドラゴン」から、ニック・フロスト演じるゲップとヒックのまるで父と息子のようなコミカルな掛け合いを捉えた本編映像が披露された。また、フロストが演じた役への想いと撮影の裏側を明かした。
アニメ映画シリーズ3作品が製作され、スピンオフがテレビシリーズとして配信された「ヒックとドラゴン」シリーズ。最新のIMAXカメラで撮影された初の実写版が北米で公開されると、週末興行ランキングで1位となる大ヒットスタートを切り、オープニング興行収入は8400万ドルを記録。この成績は、過去のアニメ映画シリーズ3作品のオープニング成績を超える数字となった。全世界累計興収も6億2300万ドル(8月12日時点)を超える大ヒットを記録している(興収は、Box Office Mojo調べ)。
(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.サイモン・ペッグの盟友で、「ショーン・オブ・ザ・デッド」(04)、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(07)、「宇宙人ポール」(11)など数々の名作コメディに出演してきたフロストが本作で演じるのは、本シリーズでもお馴染みのバーク島の鍛冶職人でドラゴントレーナーでもあるゲップ。ヒックの父親の親友で、ヒック自身の師匠でもあるという役どころだ。
ドラゴンとの戦いが続く中、村の備えを万全にする任務を負うだけでなく、次世代のバイキング戦士たちの指導者という頼れる存在で、今まで演じることが多かったドジで頼りないキャラクターとは正反対の役柄だ。ただ、今まで演じてきた役柄と通ずる部分もあり、その1つが観客から愛されるバディを演じるという点。本作では、ヒックの父親ストイック(ジェラルド・バトラー)の親友として、ヒックの母・ヴァルカの死後、ヒックの父親的な存在になってきたゲップを好演。フロストは「ストイックがヴァルカを亡くした時、ヒックは抱えきれないほどの悲しみを背負った。そのころからゲップはヒックにとって2番目の父親のような存在になったんだ。映画全体を通して、ゲップがストイックと同じようにヒックの成功を心から願っているのが分かると思うよ」と語る。
(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.劇中では常にドラゴンの脅威に晒される村での生活がゲップの現実主義的な性格を形作っているが、自身が演じた役柄についてフロストは、「ゲップのユーモアは彼自身を守る盾なんだ。いつ死んでもおかしくない世界では、恐怖心が麻痺するか、もしくは恐怖を受け入れる方法を見つけるかのどちらかだが、ゲップの場合は両方だ。彼は大切な人たちに関しては徹底的に守ろうとするが、その他の村人や家畜、建物に関しては 『しょうがない、それが人生さ』と割り切るんだ」 と分析した。
本編映像は、ドラゴンの襲撃の中、ヒックが自作の武器で仲間たちを加勢しようとするが逆に邪魔をしてしまうシーンから始まる。ヒックのへんてこな武器にしびれを切らしたゲップはヒックに詰め寄り、「ドラゴンを退治したけりゃ今すぐやめろ…これ全部を」とヒックを指さす。「僕を指した?」とヒックが怪訝な表情を浮かべると「お前らしさを捨てろ」とゲップが言い放つ。怒ったヒックはゲップに戦いを挑み、ゲップもヒックに「剣を研いでおけ」と剣を投げつけ挑戦を受ける。一歩間違えば嫌味でシリアスなシーンになるところだが、フロストが演じることで、子を思う父親と思春期の息子のようなコミカルで笑いを誘うシーンに仕上がっている。
(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.また、フロストは劇中のゲップと自分を結びつけるエピソードを明かした。「実は役をもらう一週間前に膝の手術を予定していた。 そのことを(監督の)ディーン・デュボアに伝えると、彼は『完璧だ。 ゲップも足が一本しかないんだよ』と言った。そういうわけで、アニメーション版のゲップは右足が無いが、実写版では左足が無いんだ。ファンの方で苦情がある場合は、私の左足に言って欲しぃね」と、演じる役柄同様に足を負傷していたことをユーモアを交えて明かした。
そして、冬の北アイルランドでの過酷な撮影で、フロストとヒックを演じたメイソン・テムズとの間に芽生えた絆について「メイソンとのシーンは私のお気に入りだ。 マイナス2度の気温、雨、雪。とにかく過酷な状況の中、私たちは訓練場での撮影を何週間も行った。そして撮影の合間にはみんな分厚いコートを着て身を寄せ、よくふざけ合っていた。とてもきつい撮影だったけど、そのおかげでみんなの距離が縮まったんだ」と語り、撮影の裏側を語った。
「ヒックとドラゴン」は、9月5日から全国公開。
(C)2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ