坂口健太郎×渡辺謙「盤上の向日葵」、主人公の“激動の人生”が渦巻く場面写真を披露
2025年8月14日 18:00

坂口健太郎と渡辺謙が共演する「盤上の向日葵」から、坂口演じる主人公・上条桂介の“激動の人生”が渦巻く場面写真9点が新たに披露された。
本作は、熊澤尚人監督(「隣人X 疑惑の彼女」)が、2018年の本屋大賞で第2位となった、「孤狼の血」「朽ちないサクラ」の柚月裕子氏による同名小説(中央公論新社刊)を映画化するもの。とある山中で、身元不明の白骨死体が発見された。手がかりは、死体とともに発見された、この世に7組しか現存しない高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星のごとく現れ時代の寵児となった天才棋士・上条桂介(坂口)だと判明する。やがて桂介をめぐる捜査線上には、賭け将棋で圧倒的な実力をもちながら裏社会に生きた男・東明重慶(とうみょうしげよし/渡辺)の存在が浮かび上がる。

新たな場面写真は、主人公・桂介の壮絶な過去、逃れられない宿命、裏切り、復讐の先に待つ衝撃的な結末を想起させる9枚の写真。殺人事件の容疑者となった桂介は、天才棋士として輝かしい活躍をみせていたが、自信に満ち溢れる姿からは想像できない壮絶な過去を歩んできた――寒さの厳しい諏訪湖畔に生まれた桂介は、酒とギャンブルに溺れる父・上条庸一(音尾琢真)と極貧生活を送る日々。しかしそんな桂介が唯一熱中していたものが将棋だった。彼の才能を見抜き将棋を教え、親のように暖かく迎え入れた唐沢光一朗(小日向文世)や、桂介に静かな愛を注ぐ宮田奈津子(土屋太鳳)の存在によって、孤独な桂介の人生に光が差す。さらに賭け将棋の真剣師・東明との出会いが、桂介の人生にかつてない情熱、そして深い絶望をもたらす運命の瞬間だった。将棋の駒を巡る事件の謎と、桂介の過去や重慶の存在にはどんな繋がりがあるのか……? 演じる坂口がこれまでのイメージを覆す渾身の演技で主人公が抱える情熱と葛藤を体現し、俳優としての“新境地”を見せている。


原作者の柚月氏も絶賛する脚本を書き上げた熊澤尚人監督は“将棋がないと生きていけない”主人公の話に惹かれ、本作の製作を進めることになった。そして「主人公にとっては将棋でしたが、人が自分にとって一番大切だと思うものに打ち込んで、好きでやりたい故に苦しみも同時に生まれ、それでも命がけで打ち込み、いろんな気付きを得て、人生を生ききる。そんな人間にとても魅力を感じました」と、誰もが人生で経験するようなテーマを原作から感じたと語る。
また、本作の見どころについて「“将棋”を知らなくても共感できる、普遍的な人間ドラマが描かれています。何か大切なものを見つけて打ち込む事は、これほど掛けがえのなく、魂を揺さぶるものなのかと、必ず皆さんに伝わると思い映画を作りました」とコメントした。
なお、本作のムビチケ前売券(オンライン)が、8月15日10時から発売開始となる。「盤上の向日葵」は10月31日から全国公開。

(C)2025映画「盤上の向日葵」製作委員会
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