ブライアン・ジョーンズ、キース・リチャーズ、ミック・ジャガーに愛された女性の素顔 「アニタ 反逆の女神」予告編&場面写真
2025年8月7日 11:00

第76回カンヌ国際映画祭クラシック部門で上映されたローリング・ストーンズのミューズとして知られるアニタ・パレンバーグのドキュメンタリー「アニタ 反逆の女神」の予告編、場面写真が公開された。
アニタは、1942年生まれのイタリア系ドイツ人のモデル、俳優、ファッションアイコンであり、1960~70年代のロック文化における象徴的存在。多言語を操り、反体制的で自由奔放。自身のペルソナとクリエイティビティで時代を体現した先駆者で、彼女がいなければ、ローリング・ストーンズのイメージも、ロックとファッションの結びつきも大きく違っていたかもしれないと言われている。
1960年代から70年代の文化や風俗に多大な影響を与えたアニタの、波乱に満ちた人生が明らかになる。彼女は1965年ストーンズの公演を観に行き、リーダーのブライアン・ジョーンズと恋に落ちる。横恋慕するキース・リチャーズ、映画で共演したミック・ジャガーも彼女の虜に。ブライアンの死後、キースとの間に三児をもうけるが末っ子を生後10カ月で亡くす。ドラッグの問題もあり逃げるように引っ越しを繰り返すファミリーには、さらなる悲劇が待っていた。しかし嵐の渦巻く地獄からアニタは不死鳥のごとくよみがえる。

本人の死後発見された未発表の回顧録の言葉(声:スカーレット・ヨハンソン)を用いながら、息子マーロン、娘アンジェラ、そして彼らの父キース・リチャーズが、愛おしくも痛切な家族の秘話を語る。先ごろ(2025年1月30日)亡くなった、ミックの恋人でありアニタと親友でもあったマリアンヌ・フェイスフル、アニタを崇拝するケイト・モスらがアニタの影響力のとてつもない大きさ深さを物語る。
アレクシス・ブルームとスベトラーナ・ジルが監督、アニタの息子マーロン・リチャーズが製作総指揮を務めた本作は、未公開のホーム・ムービーや家族写真から浮かび上がる、ストーンズと過ごした激動の日々とその後の年月。アニタ・パレンバーグは常に状況に立ち向かい新しい価値観を創造する女性だった。出演は、ナレーションのスカーレット・ヨハンソンのほか、かつてのパートナーキース・リチャーズ、息子マーロン・リチャーズ、娘アンジェラ・リチャーズ、ケイト・モス、フォルカー・シュレンドルフ、画家バルテュスの息子スタニスラス・クロソウスキー・ド・ローラ、ローリング・ストーンズのメンバー、ブライアン・ジョーンズ、ミック・ジャガー、ジェーン・フォンダ、アレン・ギンズバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホルらアニタの幅広い交友関係を証明する出演者が顔をそろえる。

予告編は、スカーレット・ヨハンソンが読むアニタの独白から始まる「私は魔女と呼ばれた。尻軽、人殺しとも。演じた人と混同されたのかもしれない」。その後、ローリング・ストーンズのメンバーと共に飛行機のタラップから降りるシーンへ。アニタとローリング・ストーンズとのメンバーの出会いは、1965年だった。ブライアン・ジョーンズと並ぶアニタ、その2人の向かいにうつむきがちに座るキースの姿。象徴的な3人の関係をあらわす写真の後、そしてキースとアニタとの仲睦まじい様子、キースがコンサートでギターを弾く様子等の映像をバックに、キースが「アニタへの愛が止まらなかった。彼女は多くの楽曲に出てくる。彼女はミューズだった。僕にとってだけじゃなく」と、彼女の存在の大きさを象徴するような言葉を語る。その後、アニタの独白が入り、「母は拘束された」という息子マーロンの言葉が続く。そのほか、アニタを崇拝するスーパーモデルのケイト・モスが「誰よりもロックスター。私にとっては女性の理想そのもの」と笑顔でコメント。アニタ・パレンバーグの様々な表情を映しだす。
10月25日から、新宿K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
(C)2023 Brown Bag Productions, LLC
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