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壊れていく家族×UMAを轢いたカップル×失声症の生徒と心通わせる教師 「メイソウ家族」“3つの世界”がつながる予告&場面写真

2025年8月1日 11:00

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大阪芸術大学に所蔵されていた学生作の秀逸な3本のシナリオを、在学生たちがアレンジ
大阪芸術大学に所蔵されていた学生作の秀逸な3本のシナリオを、在学生たちがアレンジ
(C)大阪芸術大学

大阪芸術大学に所蔵されていた学生作の秀逸な3本のシナリオを、在学生たちがアレンジしたオムニバス映画「メイソウ家族」の予告編、場面写真、キャストのコメントが一挙にお披露目された。

⼤阪芸術⼤学は、芸術・芸能をはじめとした多彩な分野で活躍する⼈材を輩出してきた、⻄⽇本最⼤級の総合芸術⼤学。同⼤学の映像学科では、学⽣たちが映像業界のプロとタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」を実施しており、「メイソウ家族」はその取り組みの11作品目にあたる。「YUI」「MONOS」「UMI」の3篇のストーリーが展開する。

撮影に参加した学生たちは演出・撮影・照明・美術などのセクションに分かれ、各分野の第一線で活躍する教員の指導のもとで映画づくりの現場を体感。さらに映像学科だけではなく放送学科、舞台芸術学科などの学生も参加し、プロの俳優陣とともに映画を作り上げた。熊切和嘉監督(「658km、陽子の旅」)が「YUI」「UMI」、金田敬監督(「青いうた のど自慢 青春編」)が「MONOS」のメガホンをとった。


【各話のあらすじ】
画像2(C)大阪芸術大学
▽1話「YUI」

ごくありふれた日常を送っているように見える吉田家。しかし、母親の梨恵(戸田菜穂)が作った朝食に手をつけるのは、息子の優輝(高村佳偉人)だけ。娘の由依(三浦理奈)は、梨恵の何気ない一言に腹を立てて食卓から離れ、父親の雅史(永野宗典)にいたっては朝食に見向きもせず、会社へと向かう。そんなある日、優等生だったはずの優輝がペンキまみれで学校から帰宅し、そのまま部屋に引きこもるように。やがて、何とか家族関係を良くしようとしていた梨恵も思わぬ方向へ壊れていく。

画像3(C)大阪芸術大学
▽2話「MONOS」

人類の火星移住計画のニュースを聞き、大喜びで運転する山田恵一(秋庭悠佑)。助手席の吉田由依は「うちの話も聞いてや」と声をかけるが、話を聞こうとしない恵一の態度に不満いっぱい。「家に帰ったら聞いたるわ」と言う恵一に、由依が約束のキスをせがんだそのとき、“なにか”を轢いて死なせてしまう。そこに横たわっていたのは、見たことがない姿をした生物。恵一はそれが数億円の価値をもつUMA(未確認生物)だと確信し、「MONOS」と名付けて自宅へ持ち帰る。

画像4(C)大阪芸術大学
▽3話「UMI」

とある小さな町の中学校に1年間赴任することになった、国語教師の風間隼也(木村了)。そんな彼は、ひとつの不安を抱えていた。それは、何らかの事情で失声症になり、言葉を話せない学生・中江羽美(西岡奏)の個別指導を任されたこと。当初は、普段とは違ったコミュニケーションの取り方に戸惑う風間だったが、筆談を通して羽美の気持ちが理解できるように。一方、羽美も閉ざしていた心が少しずつほぐれていく。しかし、風間は婚約者の家業を継ぐため、町を去ることが決まっていた。

画像5(C)大阪芸術大学

予告編では、UMAを轢いてしまい、家に連れ帰る由依と恵一を活写。さらに吉田家では、優輝がペンキまみれで暴れ、学校では風間が、失声症の生徒・羽美の個別指導を任され、筆談を通してコミュニケーションを試みる。「みんな『何か』を抱えている」というテロップとともに、一見交わるはずのない3話のストーリーが、メッセージ、アイテム、登場人物によって、ひとつの世界へとつながっていく。

場面写真には、吉田家が謎の祭壇を囲み、祈りを捧げる奇妙なシーンをはじめ、雨に濡れるMONOS、そして心を通わせていく風間と羽美の姿などが切り取られている。男女関係、反抗期、家族問題、宗教、コミュニケーション、人間関係――さまざまなテーマがふんだんに詰め込まれており、作品の多彩な魅力が垣間見える。

メイソウ家族」は、8月29日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪・テアトル梅田ほか全国で順次公開される。キャスト陣のコメントは、以下の通り。


画像6(C)大阪芸術大学
戸田菜穂(吉田梨恵役)

学生さんと一緒の電車で大阪芸大に通い、校舎で支度してから現場に向かう毎日でした。あらゆる技術パートのトップに教授がいらして、スタッフでもある生徒さんたちが「先生」って呼んでいらっしゃるのが印象に残り、楽しくてワクワクしました。本番の声がかかると、学生さんの目がとても真剣に輝き、大変集中力の高まる素敵な撮影現場でした!!


永野宗典(吉田雅史役)

熊切監督作品に参加できたことは念願でした。重たいテーマを扱いながらも、監督は常に楽しそうに演出されていて、映画への深い愛をそばで感じられたのが幸せでした。撮影の合間は共演者やスタッフと和やかに過ごせ、とても居心地の良い現場でした。大阪芸大の学生の皆さんの初々しさと頼もしさに触れ、プロの現場と変わらぬ安心感で、のびのびと撮影できました。


三浦理奈(吉田由依役)

メイソウ家族」の現場は、他の現場とは違って自分と同い年ぐらいの学生さんが、プロの撮影チームに混ざりながら一緒にお仕事をされていたので、スタッフさんとの年齢が近いという不思議な感覚でした。また、学生のみなさんが、一生懸命に仕事に取り組む姿を間近で見て、自分ももっと頑張ろうと刺激を貰えました! 共演させて頂いた秋庭さんはとにかく凄く元気が溢れていて、ずっと現場が明るかった印象があります(笑)!


高村佳偉人(吉田優輝役)

第一話YUIで優輝役を演じさせていただきました、高村佳偉人です。この作品はすこし歪な形の家族が変わった形で家族の仲を深める、そんな家族愛の物語です。またこの作品はスタッフさんに学生の方々が参加されていて、先輩のスタッフさん方に教えて貰いつつ、撮影の中でどんどん皆さん成長されていて、撮影の終盤には頼もしくて私も頑張ろうと思いましたし、撮影現場も先輩のスタッフさんがいらしたので他の作品の撮影現場と遜色なく、楽しくしっかりとこの作品に向き合えたかなと思います。

画像7(C)大阪芸術大学
画像8(C)大阪芸術大学

西岡奏(中江羽美役)

スタッフに学生さんが多く、年齢が近いこともありとても話しやすかったです。初現場で緊張していた私に「おはよう! 頑張ろうね!」と声をかけてもらい、最後まで楽しく撮影できました。


木村了(風間隼也役)

信頼する熊切監督の元、学生さん達と作品創りに挑んだ訳ですが、僕自身が改めて、作品は役者だけでは創れないと思いました。大阪芸大の学生の皆さんは常に前向きで、初めての事に戸惑いながらも真っ直ぐに作品に携わっている姿をみて、普段の撮影現場以上に、より僕自身が芯を持って役を立ち上げなければならないと逆に刺激を頂きました。撮影スケジュールはタイトで、きっと皆様疲弊された事だと思います。ですが、その分繊細な作品になっていると思います。とにかく、一生懸命な方達に背中を押して頂けた作品です。

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