ポール・トーマス・アンダーソン×ディカプリオ「ワン・バトル・アフター・アナザー」個性際立つキャラクターを捉えた本予告&ビジュアル
2025年7月25日 17:00

ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作で、レオナルド・ディカプリオが主演する「ワン・バトル・アフター・アナザー」の本予告と個性際立つ登場人物たちを捉えたキャラクタービジュアルが披露された。
本作は、「マグノリア」(1999)で第50回ベルリン国際映画祭金熊賞、「パンチドランク・ラブ」(02)で第55回カンヌ国際映画祭監督賞、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(07)で第58回ベルリン国際映画祭監督賞、「ザ・マスター」(12)で第69回ベネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得、オスカーノミネーションは11回という驚異のキャリアを誇り、カンヌ、ベネチア、ベルリン、世界3大映画祭をすべて制覇した唯一の監督、アンダーソンによるオリジナル脚本で、ディカプリオが演じる冴えない革命家のボブのひとり娘が何者かに狙われ、次から次へと迫る刺客たちとの戦いを描く怒濤のチェイス・エンタテインメント。

共演も無慈悲な軍人“ロックジョー”を演じるショーン・ペン、そして謎の空手道場の“センセイ(先生)”役のベニチオ・デル・トロという、アカデミー賞俳優かつインパクト大の布陣が揃い踏み。さらに「最終絶叫計画」シリーズなどのレジーナ・ホール、モデル兼監督として多才ぶりを発揮するテヤナ・テイラー、新進気鋭の若手チェイス・インフィニティら、脇を固める共演陣にも個性派が顔をそろえている。

本予告は、神妙な顔つきでビニール線を剥き何かの装置を作っているボブが「これは君のために作っているんだ」とつぶやく場面から始まる。その声に妊娠中の妻(テヤナ・テイラー)がお腹をさする。「この装置をこうすればうっかり爆発させないで済む」と緩衝材を作るボブに彼女が近づき「続けて、派手にお願い」とそっとキスをする。ボブたちの極秘作戦が実行される中、ボブの妻にロックジョーが「また会うことになる」と意味深に告げる。妻に魔の手が迫る中、ボブは作戦を成功させて「革命万歳」と叫ぶのだが――。
月日が流れ、ボブは成長した娘(チェイス・インフィニティ)に「聞いてくれ。昔、パパとママは罪を犯した。ママは捕まった。俺らも危ない」と告白する。「しょうがないわ、これが私に“振られた”運命(カード)よ」と返す娘に「カードは“振らない”、サイコロの間違いだ」と正すボブに、「それ言ってる場合?」と呆れられてしまう。その直後、ボブの隠れ家に追っ手たちがなだれ込む。必死で逃げて、逃げて、逃げまくるボブ。娘が通う空手道場に逃げ込んだ彼は、「ヌンチャクじゃ戦えないって!拳銃はどこだ」と取り乱す。決死の逃亡を続けるボブを車に乗せた謎の空手道場のセンセイは、「自由とは…、恐れないことだ。トム・クルーズみたいに」と微笑むと、車窓から身を乗り出したボブを荒野へと送り出す。「不可能だとしても、俺たちの革命に巻き込みたくなかった」と娘を気遣うボブと愛娘のウィラの運命の行方が気になる映像に仕上がっている。
「ワン・バトル・アフター・アナザー」は10月3日公開。

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