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「ベスト・キッド レジェンズ」ジャッキー・チェンの原点は現場にあり “良い映画作り”に必要なこととは?

2025年7月23日 10:00

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8月29日から公開
8月29日から公開

大ヒットシリーズ「ベスト・キッド」の最新作「ベスト・キッド レジェンズ」。カンフーの師匠を演じるジャッキー・チェンの現場での“流儀”に迫るとともに、撮影現場でのジャッキーについてジョナサン・エントウィッスル監督が明かした。

1985年に日本公開された「ベスト・キッド」は、いじめられっ子の高校生ダニエルが、空手の達人ミスター・ミヤギと出会い、独特な修行方法により心身共に成長し、ラストの空手大会で因縁の相手に勝利する感動作。続編に加えて、2010年にはジャッキー・チェンウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスの共演でリメイク版も製作。ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人(ミスター・ハン)として、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場した。1作目の34年後を描いたスピンオフドラマ「コブラ会」(Netflixで独占配信中)もシーズン6まで制作された。

最新作では、空手とカンフーに分かれていた「ベスト・キッド」のユニバースが1つに繋がり、第1作のダニエルが再登場。リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキーとの“初競演”が実現している。

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1970年代からアクション映画の第一線で活躍し続けるジャッキーは、幼い頃から中国戯劇学院で京劇や武術を学び、アクロバティックな動きと驚異的な身体能力を身につけた。その後、ブルース・リーの後継者として注目されるも、自身のキャラを生かしたユーモアと、命がけのスタントを融合させた独自のアクションスタイルを築き上げ、「プロジェクトA」や、「ポリス・ストーリー 香港国際警察」などの代表作を世に送り出し、香港映画界を世界に知らしめる立役者となった。

ハリウッド進出後も、「ラッシュアワー」シリーズや「シャンハイ・ヌーン」で国際的なスターの地位を確立。俳優、監督、プロデューサー、スタントコーディネーターとマルチな才能を発揮し、その比類ない才能とカリスマ性で観客を魅了し続ける存在となっている。

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ジャッキーの実写主演作の中で最も高い興行収入を記録したのは、2010年公開のリメイク版「ベスト・キッド」。ジャッキーはカンフーの達人ミスター・ハンとして登場し、ジェイデン・スミス演じる少年ドレの導師に命を吹き込んだ。同作は、最終的に約3億6000万ドルの興行収入を達成し、それまでのコミカルかつダイナミックなアクションスターのイメージに加え、師弟関係における深い情愛や、内に秘めた感情の表現といった、演技者としての深みが際立った一作となり、彼のキャリアに新たな側面を加えた重要作となった。

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最新作のメガホンを取ったエントウィッスル監督は「ジャッキー・チェンがいなければ、この映画は成立しなかった」と断言する。物語の軸に“武術”が据えられ、アクションを最大限に魅せることが重要だったからこそ、現場でのジャッキーの存在感は圧倒的だったという。

また、ジャッキーは台本に沿って動くだけではなく、「この靴を拾って使おう」「フライパンも武器にしよう」など、その場で次々とアイデアを生み出し、そこにあるものすべてをアクションに変えてしまう。そして、どうすれば劇場で観客が興奮するかを熟知しており、どんなアクションにも必ずちょっとしたユーモアや高揚感を忍ばせていく。エントウィッスル監督はそんなジャッキーの姿に、「即興で最高のシーンを作り上げる、レジェンドそのものだった。一緒に映画を作れるのは本当に幸運だ」と最大限の賛辞を送っている。

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ジャッキー自身は「現場の雰囲気を明るく保つことが何より大切」だと語る。「僕は人生のほとんどを映画業界で過ごしてきました。スタントマン、エキストラ、カメラアシスタント……全部やってきたんです。だから、エキストラがどんな気持ちでその場にいるのかもよく分かる。だからこそ、彼らと一緒に楽しみたかった。歌を口ずさんだりしてね。現場のエネルギーを高めたかったんです。それが映画を良くする一番の方法だから」と撮影現場での流儀を明かす。さらに、「僕がどれだけ上手くやるかじゃない。大事なのはチーム全体の力なんです。みんなの空気が良ければ、それがそのまま映画に表れるんです」と語った。

ベスト・キッド レジェンズ」は8月29日から全国公開。

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