マーベル社長が明言、「アベンジャーズ シークレット・ウォーズ」後に大規模刷新へ
2025年7月23日 13:00

マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長が、2027年公開予定の「アベンジャーズ シークレット・ウォーズ(原題)」を境にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を「リセット」する計画を明かしたと、米バラエティが報じている。
最新作「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」を控えた記者会見で発表されたこの方針により、「X-メン」の出演者の刷新が確定し、将来的にはアイアンマンやキャプテン・アメリカといった人気キャラクターも新たな俳優に引き継がれる可能性が示された。
「『エンドゲーム』は文字通り終わりについての物語でした。『シークレット・ウォーズ』は始まりについての物語です」とファイギ社長はコメント。同社長は意図的に「リブート」ではなく「リセット」という表現を選択している。
「リブートは怖い言葉です。多くの人にとって様々な意味を持ちうる。リセット、単一のタイムライン——私たちはそういった方向で考えています」と説明し、「『X-MEN』でそれが起こります」と付け加えた。
「X-メン」に関しては、ジェイク・シュライアー監督による新作映画で俳優陣が刷新されることになる。パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、アラン・カミング、レベッカ・ローミン、ジェームズ・マースデン、ケルシー・グラマーといった2000年代から2010年代のシリーズを支えた俳優たちは、26年の「アベンジャーズ ドゥームズデイ」で最後の出演を果たす予定だ。
この変更は、15年のマーベルコミック「シークレット・ウォーズ」のストーリー展開を反映している。複数のタイムラインが崩壊し再収束することで、メインのマーベル・タイムラインにおけるキャラクター構成が大きく変化する設定となっている。
さらにファイギ社長は、他のマーベル・キャラクターも最終的には新たなキャストに引き継がれる可能性を示唆。ロバート・ダウニー・Jr.やクリス・エバンスの代役を想像することは困難だが、不可能ではないと同社長は認めている。「ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリーをどうやって置き換えるのか、という話ですよね?」と語り、象徴的な俳優が演じたキャラクターの引き継ぎの難しさを他の人気シリーズの例で説明した。
「エンドゲーム」以降の新たな章を迎えるMCUは、これまでにない規模での変革期に入ろうとしているようだ。
「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」は7月25日公開。

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