「原発」は未来への鍵となるのか? オリバー・ストーン監督が問いかけるドキュメント「未来への警鐘」予告編
2025年7月20日 10:00

オリバー・ストーン監督が原子力エネルギーを見直すドキュメンタリー「未来への警鐘 原発を問う」の予告編と、新たな場面写真、ストーン監督からのコメントが公開された。なお、本作は、DVD・Blu-rayのリリースや配信の予定はない。
本作は、自身のベトナム戦争体験をもとに描いた「プラトーン」(1986)と「7月4日に生まれて」(1989)でアカデミー賞の監督賞を2度受賞したストーン監督が、「いかに気候変動を解決するか」について書かれたアメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書「明るい未来」を基にしたもの。2022年のべネチア国際映画祭でCICT-UNESCOエンリコ・フルキョーニ賞を受賞した。
2017年、トランプ大統領はアメリカをパリ気候協定から脱退させ、気候変動をでっち上げだとしたが、多くの人々は、再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーを選んだ。再エネへの世界の投資はおよそ3兆ドルに達し、太陽光は8割、風力は5割コストが下がった。だが、多大な努力と期待にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶと示した。ストーンは、自ら原子力発電所などに出向いて取材を敢行する。
広島・長崎への原爆投下、チェルノブイリ原発事故、福島第一原子力発電所事故など、人類はこれまで被ばくによる被害を目の当たりにしてきた。だが、石油・ガス業界が率先して行ってきた原子力エネルギーに対する大規模なネガティブキャンペーンによって、核に対する恐怖心を煽られた一面もあると、ストーンは指摘する。
地球が気候変動とエネルギー貧困の課題に直面する今、果たして「原発」は未来への鍵となるのか。いま人類が選ぶべきエネルギーとは何かを問いかける衝撃のドキュメンタリーだ。「未来への警鐘 原発を問う」は、8月1日から池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
では、二酸化炭素やメタンといった温室効果ガス、そして多くの国々で使われている石炭を大幅に削減しながら、何十億もの人々を貧困から救うにはどうすればよいのでしょう?
風力や太陽光発電のような“再生可能エネルギー”は確かにこの移行に貢献しますが、天気や地形によって制限されます。
私たちは転換すべきです――それも、早急に。
人類が貧困から繁栄へと向かい、科学の力でますます高まるエネルギー需要を克服していく軌跡は、私の考えでは、現代における最も素晴らしい物語です。
(C)2023 Brighter Future, LLC
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
「ズートピア2」観た人の感想は?
「大好き」「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「メロすぎ」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ