エマ・ワトソン、速度違反で6カ月間の運転禁止処分
2025年7月17日 20:00
Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images for Prada「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンが、速度違反により6カ月間の運転禁止処分を受けたと、米エンターテイメント・ウィークリーが報じている。
ワトソンは2024年7月31日の夜、英オックスフォードで青いアウディを運転中、制限速度30マイル(約48キロ)のところを38マイル(約61キロ)で走行し、速度違反カメラに捕捉された。2025年7月16日、ハイ・ウィコム地方裁判所でわずか5分間の審理が行われ、1044ポンド(約20万6000円)の罰金と6カ月間の運転禁止が言い渡された。
処分が重い理由は、ワトソンがすでに9点の違反を犯していたためだ。今回の速度違反で3点が追加され、英国の法律で定められた12点に達したことで、自動的に6カ月間の運転禁止となった。ワトソンは2年間で4回の運転違反を重ねていた。
ワトソンは法廷に出廷せず、弁護士のマーク・ハスラムが代理で出席。ワトソンが出廷しなかった理由について詳細は明かされていないが、オックスフォード大学でクリエイティブライティングの修士号取得に専念していることが影響したとみられる。
また、ワトソンと「ハリー・ポッターと賢者の石」で共演したゾー・ワナメイカーも、同日同じ法廷で同様の処分を受けた。マダム・フーチ役で知られるワナメイカーは、2024年8月にバークシャーで制限速度40マイルのところを46マイルで走行し、同じく1044ポンドの罰金と6カ月間の運転禁止処分を受けた。
両女優とも違反前に9点の違反点を保有していたという共通点がある。
ワトソンは「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニー・グレンジャーを演じて世界的な名声を得た後、学問、映画制作、女性の権利擁護の道を歩んでいる。最後の出演作は2019年の「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」で、その後は演技業界から意図的に距離を置いている。
規則を重んじ、常に模範的な行動を取る優等生ハーマイオニー・グレンジャーとしてのイメージと、現実の速度違反による処分というギャップは、多くのファンにとって意外な出来事となった。
なお、2027年放送開始予定のHBOの新「ハリー・ポッター」テレビシリーズでは、11歳のアラベラ・スタントンが新しいハーマイオニー役を演じることが決定している。ワトソンの後を継ぐ若い女優が、どのような新しいハーマイオニー像を創り上げるかが注目される。
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