齊藤なぎさ、原菜乃華らが「【推しの子】」ロケ地閉館を惜しむ 櫻井海音「主演だと知ったのはクランクイン2日前」
2025年7月14日 17:30

7月27日で閉館を迎える東京・丸の内TOEIで7月12日、映画「【推しの子】 The Final Act」上映と舞台挨拶が行われ、櫻井海音、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずきが撮影の思い出などを振り返った。
これまでに北大路欣也、大泉洋、松田龍平、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯、舘ひろし、柴田恭兵、仲村トオル、野沢雅子といった錚々たる顔ぶれが登壇してきた「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクト。「【推しの子】」チームは、その中で最もフレッシュな面々となったが、MCからの呼び込みで主演の櫻井、齊藤、原、茅島が登壇すると会場から大きな拍手が発生した。

アクア役を演じた櫻井は、「またこの舞台に立てていることすごく幸せに思っています。65年という歴史を持つ劇場に敬意と感謝をしつつ、今日楽しんでいけたらと思っています」と挨拶。ルビー役を演じた齊藤は、「こうして、歴史ある瞬間に立ち会えて本当に嬉しいですし、それが本当にともに頑張ってきた【推しの子】のみんなと一緒にステージに立つことで実現して嬉しいです」と笑顔で語った。
MCから「控室ではとっても賑やかでしたが」と話を振られると、やや堅かった挨拶から一転、「ええ!? 本当ですか?」(齊藤)、「いやー、バレてた~」(原)と騒ぎ出し、櫻井からは「現場でもそんな感じだった」と暴露された。「基本このふたり(齊藤&原)がずっとしゃべってますね」と櫻井に振られると、ふたりは「そんな!?」と声を揃えつつ、「なーたん(齊藤)はわかるけど」と原からは補足が入り、「(齊藤は)太陽みたいな存在」と茅島からはフォローが入った。

本作が映画初主演作であった櫻井は、大きなプレッシャーと緊張感があったと語り、「今だから話すけど」と前置きして、「“主演”だというのをマネージャーから告げられたのは、クランクインする2日前くらいだった」と撮影直前の秘話を明かし、齊藤たちと客席を驚かせた。
齊藤は撮影を振り返って「すごい大変でしたけど、みんなに助けられました。現場でもみんなが明るく接してくれたので私自身もすごく明るく元気になってたし、しかもシリアスな“闇”のシーンとかでは話しかけずにそっとしておいてくれて、キャストの皆さんに支えられてのルビーでしたね」と仲間たちとの絆を明かした。また、自身が所属していたアイドルグループ「=LOVE」を卒業してからアイドル役を演じたことについて、「すごく楽しかったです!映画を観てくださったファンの方やお友だちから『またステージに立っているのが見られてすごい嬉しかったよ』と喜んでいただく声も多かったので、私自身も楽しかったですし、周りの方も喜んでくださって幸せでした」と喜びを語った。

一方の原も「本当に(齊藤と)同じ気持ちです。すごく楽しかったですね。撮影と並行しながらレコーディングとかダンスの振り入れとかするのは初めてのことだったので、たしかに大変だなと思ってやってはいたんですけど、あんなに濃密で宝物みたいな時間はもうなかなかないだろうなって思うくらい素敵な時間を過ごさせてもらいました。時間が経って、振り返ってみて改めて強く思いますね」と感慨深そうに語った。

劇中劇「15年の嘘」の舞台挨拶シーンは同館で撮影されたが、齊藤は「ちょうどそのシーンもこの4人と金子ノブアキさんとのシーンだったので、今こうして並んでいるとタイムスリップしたような気持になります」と述懐。そして、齊藤と原は東映会館の控室で爆睡してしまったことを明かした。
連日の撮影で疲れが溜まり、空き時間には眠っていたというが、スタンバイで「行きますよ!」と呼ばれた時の全員のうつろな寝起きの目が印象的だったそうだ。櫻井は「僕だけ起きてたんですよね。みんな爆睡している中に(東映の)社長さんも挨拶しにきてくださったので対応させていただいて」と裏話を明かしつつ、丸の内TOEI含め思い出の東映会館の閉館に対して「その長い歴史の中の一つになれたというのは光栄なことだと思います」と語った。また、「さよなら 丸の内TOEI」のポスターに4人でサインを書いたことにも話題が及び、これまでの錚々たる登壇者に恐縮しつつ「端っこに書きました」(齊藤)、「こっそり書いたね」(櫻井)と笑顔をこぼした。
MCから「B小町またやればいいのに」と話を振られると、客席からも期待の拍手が発生し、齊藤と原は「最初で最後のライブやりたいね」と顔を見合わせた。櫻井からは「年取ってから、何十年後かに再結成とか…」と提案があったが、齊藤からの「やってほしいんだ?」という問い掛けに笑顔で頷いていた。

1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」は、7月27日に閉館。現在、グランドフィナーレプロジェクト「さよなら 丸の内TOEI」が開催されており、期間中は往年の名作から、近年の話題作まで、100作以上を特集上映。作品にまつわるゲストによる舞台挨拶も行われており、7月15日には藤原竜也と深作健太登壇の「バトル・ロワイアル」舞台挨拶、7月24日には水谷豊と寺脇康文が登壇する「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」舞台挨拶が予定されている。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

個人的に“過去最高”!!
【たった“1秒”が爆発的に話題になった映画】実際に観たら…全てが完璧、全編がクライマックス
提供:ワーナー・ブラザース映画

傑作SFアドベンチャー、無料放送!
【製作費1億7000万ドル超の大作】近代文明崩壊、人々の運命は…(提供:BS10 スターチャンネル)