ジェームズ・ガンVSザック・スナイダー! 新旧「スーパーマン」監督が米アニメで対立構図をパロディ化
2025年7月9日 10:00

新作映画「スーパーマン」のジェームズ・ガン監督と、前DCユニバースを手がけたザック・スナイダー監督が、米人気アニメ「リック・アンド・モーティ」で「スーパーマン」を巡る口論を繰り広げた。7月6日(現地時間)に米放送されたシーズン8第7話「Ricker than Fiction(原題)」で、両監督が本人役で出演。ファンの間で話題となっている対立構造をユーモラスにパロディ化してみせた。
7月11日全米公開の「スーパーマン」でDCユニバースの新章を担うガンは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」3部作で知られるマーベル出身の監督だ。一方のスナイダーは「マン・オブ・スティール」や「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で前DCシリーズを指揮した。両監督による夢の共演は、ワーナー・ブラザースの社員食堂という設定で実現した。
エピソードでは、クレアチン(筋肉増強サプリメント)満載のトレーを持ったマッチョなスナイダー監督が、ガン監督に近づいて辛辣なアドバイスを送る場面が描かれる。
「君の新しい『スーパーマン』を見たよ。アドバイスだが、彼は『鋼鉄の男』であって『会話の男』ではない」とスナイダー監督が切り出すと、「もっとパンチングシーンを入れろ! 秘密を教えよう。パンチは通常スピードで始めて、スローモーションにするんだ」と続ける。
これに対してガン監督は「それは秘密じゃない」とスナイダー監督の得意技として知られるスローモーション演出を皮肉るが、すぐに謝罪に転じる。「ごめん、ザック・スナイダー。君に当たるべきじゃなかった。君の上腕二頭筋は僕の頭と同じ大きさだ」と言うと、スナイダー監督は「そうだが、僕の心臓も同じサイズだよ」と返答している。
この会話は、アクション重視のスナイダー版スーパーマンと、より人間的な描写を重視するとされるガン版スーパーマンの違いを皮肉ったものとなっている。
製作総指揮のスコット・マーダーによると、両監督とも「リック・アンド・モーティ」の熱烈なファンで、出演依頼に即座に応じたという。
「2人とも、これは休憩時間に観る番組だと言っていました。反発や抵抗は一切ありませんでした。むしろ、私たちが投げかけたものには何でも笑っていました」
ガン監督に至っては、「スーパーマン」の主要撮影が終了した翌日にアフレコを行ったという熱の入れようだった。「ガン監督は制作の真っ最中だったはずなのに、即座にイエスと返事をしてくれました」とマーダーは明かしている。
このエピソードは、DCファンの間で長年続いてきたスナイダー派とガン派の対立を巧妙にパロディ化している。実際のところ、両監督は良好な関係を維持しており、ファンが想像するような対立関係ではない。
「リック・アンド・モーティ」は日本ではNetflixで配信されている。一方、ガン監督の「スーパーマン」は7月11日に全米公開される。
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