シャーリーズ・セロン、アクション映画の深刻な性差別問題を告発
2025年7月9日 21:00

人気女優のシャーリーズ・セロンが、ハリウッドのアクション映画ジャンルにおける深刻な性差別問題を告発した。Netflix配信中の主演作「オールド・ガード2」の宣伝活動で、女性主演作品が直面する構造的な不平等について率直に語り、業界に一石を投じている。
米ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、セロンは女性主演のアクション映画製作の現実について厳しく言及した。「女性主演のアクション映画は、男性主演のものほどゴーサインが出ない。私がいつも苛立つのは、男性たちが簡単にチャンスを得られるという事実です」
特に問題視するのは、失敗に対する寛容さの男女格差だ。「女性がアクション映画に出演して、その作品が完全にヒットしなかった場合、必ずしも再びチャンスをもらえるとは限りません。しかし同じ男性俳優に対しては、連続してうまくいかなかったアクション映画があっても、何度でもチャンスを与えるのです」とセロンは指摘する。
セロンは「アトミック・ブロンド」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」など、数多くのアクション作品で主演を務めてきた実績を持つ。しかし、そのキャリアは多くの負傷と隣り合わせだった。
最初の大きな負傷は、2005年の「イーオン・フラックス」撮影9日目に起きた。
「バック転をしたのですが、十分な高さが出ず、コンクリートの橋で首から落ちました」
首の最後の手術から18年が経過したが、両肘、右肩、親指、手根管症候群、そして多数の骨折の手術を経験してきたという。
セロンがアクション映画に惹かれる背景には、バレエの経験があるという。「バレエは大好きですが、もうバレエダンサーに戻ることはできません。アクション映画は、再び身体を使って物語を語る機会を与えてくれたのです」
現在配信中の「オールド・ガード2」は、永遠の命を持つ不死身の傭兵たちの戦いを描くアクション映画の続編で、Netflixで独占配信されている。セロンは主演とともにプロデューサーも務めている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント