「絶頂期にうつ病になった」天才映画音楽家の栄光と孤独、そして復活「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」予告編
2025年7月7日 09:00

フランスの映画音楽の巨匠ミシェル・ルグランについてのドキュメンタリー「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」日本版予告編、追加場面写真が公開された。
映画は、ルグランの晩年の姿に密着すると共に、スティングをはじめ、ナナ・ムスクーリ、クロード・ルルーシュ、ノーマン・ジュイソンなど、45名以上の音楽家や映画監督、ルグランの家族たちのインタビューを交え、練習において自他共に一切の妥協を許さない厳格な姿勢、数々の栄光の裏に隠された挫折と苦悩など、これまで知ることのなかったルグランの素顔を余すことなく映し出す。
さらに、ジャック・ドゥミの「シェルブールの雨傘」、「ロシュフォールの恋人たち」、ジャン=リュック・ゴダールの「女と男のいる舗道」(62)、アニエス・バルダの「5時から7時までのクレオ」(62)、ノーマン・ジュイソンの「華麗なる賭け」(68)、クロード・ルルーシュの「レ・ミゼラブル」(95)、バーブラ・ストライサンドの「愛のイエントル」(83)など、ルグランが携わった30作以上の名場面が登場。16ミリカメラで撮影された若き日のルグランの秘蔵映像・音声録音など多くの個人的アーカイブも盛り込まれている。

予告編は、「シェルブールの雨傘」のテーマソングを背景に、デイミアン・チャゼル(映画監督)のコメントから幕を開ける。「双子姉妹の歌」や「キャラバンの到着」など、ミシェル・ルグランが手がけた名曲の数々とともに、彼の多彩な表情を捉えた貴重なアーカイブ映像が映し出される。さらに、これまでに携わった数々の名作の一部、そしてスティング(ミュージシャン)やジャン=ポール・ラプノー(映画監督)をはじめとする、ルグランを敬愛する著名人たちのインタビューも収められ、彼の軌跡と魅力が濃密に凝縮された映像となっている。
9月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。ムビチケオンラインほか、特典付きの前売券が発売中。また、本作のオリジナル・サウンド・トラックが、9月3日からユニバーサルミュージックより発売される。
(C)-MACT PRODUCTIONS-LE SOUS-MARIN PRODUCTIONS-INA-PANTHEON FILM-2024
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